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インド駐在のメリット・デメリット-帰りたい?娯楽や食事も紹介

私は新卒1年目で、インドに派遣されることになりました。確実に、人生における大きなターニングポイントの一つでしたね。人生観が変わりました。

最初は旅の記録をさらっとまとめるだけにしようかと思いましたが、せっかくなので、私が南インドのチェンナイ駐在生活でどんなことをし、どんなことに気づき、どんなことを学んだのかを書いておこうと思います! ご参考にしてください。

(私の経験談なので、全ての方に当てはまることではもちろんないです。ご了承ください。)

目次

インド駐在のメリット3つ

インドに限定されるわけでは必ずしもないですが、インドで1年生活してみて、日本にいるより良かったかなということをいくつか挙げます。

インド駐在メリット①:インドを肌で感じられた

インドはカオスだけどポテンシャルは計り知れない

やはりインドのことはインドに行かないと理解できない

日本にいるだけでは、インドのことなんか大してわからないです。実際1年住んでみると、やはり実体験から、インドのカオスさもポテンシャルも嫌というほど感じます。

カオスさは、牛の群れが幹線道路を闊歩している、という事実で察していただけますかね(笑) 貧困問題など、なかなか駐在生活では深く知ることのできないことも多いですが。

インドでは急に事が運び出すことも多い

カオスさ同様、ポテンシャルも強く感じます。インド人ののんびりした性格や仕事の進め方、政治の腐敗もあり、街が急速にかつ効率的に近代化への道を歩んでいる、というほどではありません。

ただ、「やる!」と決めたら彼らの行動は早いようで、かなりの速さで建物が建ったりするし、来印当時はすっからかんに近かったようなモールが、今では賑わいを見せたりするなど、ビックリすることも多いです。

道も1年で、あれでもだいぶ綺麗になった気がします。汚いのになれただけ? 気のせいかな・・

インドの今後は非常に楽しみ

人口ボーナスと低賃金で大量の労働力、アジャイル(というとかっこよく聞こえるが)的な物事の進め方など、侮れない底力を秘めています。

日本は幸いインドと現状仲が良いですが、好むと好まざると、今後はさらに連携を強めていかざるを得なくなりそうです。日本の技術で、インドでも早く新幹線が走るようになるといいですね!

個人的には、インドの10年後、20年後が、大変楽しみであります!

ちなみに、「聞き取りづらい英語」の代名詞ともいえるインド英語について私が思うことは、こちらに書いてあります! 

今後インド人と関わることも増えてくると思うので、今のうちにインド英語に慣れておきましょう。

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インド駐在メリット②:インドでは自己を振り返る時間・知識を蓄える時間がかなりあった

インド駐在時は(多分)日本にいる時よりのんびりできるはず(娯楽は少なめ)

もちろん全ての駐在員さんに当てはまるわけではありません。インドに来て公私ともに充実した日々を過ごされている人もいるでしょう。

仕事も週末のゴルフや飲み会、あるいは旅行で大忙しという人も多いでしょう。しかし私は正直、「ヒマ」な時間が多かったです。というのも、

  • 職場は近く(しかも車通勤(共有の車で運転は運転手))、ほぼ残業なし
  • 自炊・洗濯・掃除の必要なし(自炊したかったけど部屋にキッチンがなかった)
  • 仕事はぶっちゃけぬるい(オフショアのお仕事だった)
  • 街中や周辺、部屋の中でも娯楽がかなり少ない(東京とのギャップは大きい)

という生活だったからです。前半3つ、あるいは2つはとても魅力的に見えますか?? 

私も当初は魅力的でした。日本でサラリーマンをしていた時は、毎朝毎晩満員電車で輸送され、学生時代とサラリーマンの時間の流れ方に強いギャップを感じてました。ひたすらのんびり、自分の好きなことをしたいなと考えてました。

インドでのんびりするのがいいかは人それぞれ

時間があるからと言って趣味ができるとは限らない

ただ、当たり前なのですが、いくら好きなことができる時間があっても、好きなことができるとは限らない!ですね。

もし外でジョギングしようと思っても、空気は汚いわ、車やバイクがひっきりなしに往来するわ、牛や野犬がうろちょろしてるわ、牛の糞はそこら中にあるわ、でまともに街中など走れません。

好きな勉強をしようと思ってしても、すぐに日本で資格試験が受けられなかったりすると、モチベーションもだんだん落ちてくるわけです。

ジョギングも勉強も楽しみってほど楽しみでもないですが笑 純粋な娯楽といえば、YouTubeと映画くらいですかね。

映画館がバスで10分くらいのところにあったのは救いでした。英語の映画があれば、毎週通ってました。マーベルなどはインドでも大人気で、みんな歓声を上げて(笑)楽しく映画鑑賞してます。

勉強し続けるのもなかなかしんどい

以前は時間さえあればいくらでも勉強できるんじゃないか、などと過信していましたが(勉強好きな方なので)、単調すぎると徐々にやる気がなくなって来ました。己の弱さを思い知りましたね。まあ、大部分の人間はこんなもんだと思いますけど(開き直り)。

そんな中、私は中だるみしつつも中国語を勉強し、帰国後はHSK5級で6割以上得点することができました。

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また、簿記3級も合格しました。

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インド駐在時は自分を見つめ直す時間

インド駐在時こそ自分の人生の棚卸しと今後の展望を

というわけで、前置きが長くなりましたが、日本にいる時より、時間だけはたくさんありました。時間があると、いろいろ考えますね。

自分の人生はこんな感じでいいのか?とか、結局のところ自分は何がやりたくて、何が理想の人生なのか?という自問自答の繰り返しです。

下手すると病みそうですが(笑)、忙しい日本の生活の中では、あまり自分自身に落ち着いて向きあうこともなかったので、いい機会だったなとは思います!

インド生活ではネットがないと生きていけないのではないか

それに加え、ひたすらネットサーフィンなどで、雑学を仕入れました。実用的なものもそうでないものもありますが、今後何かで生きてくるかもしれません。

半分趣味で転職活動もしてました。エージェントや企業の人とSkypeでお話しするのは、楽しいものですね!

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インド駐在メリット③:海外勤務を経験して現実を知れた

「海外勤務」「海外駐在」は果たしてカッコいいのか?

海外で働くのも結局は泥臭いこと

「海外勤務」といっても、いろいろなタイプがありますよね。私は手放しで楽しめる海外勤務ではなかったので、その分、海外で働くということについて、冷静に見ることができるようになったと思います。

「海外勤務」ってなんかイメージかっこよさそうですもんね(笑)

「駐在」の実態は場所により全然違う

例えば、バンコクやシンガポールなど、日本でできるようなことがほとんどできる大都会で駐在していたら、事情が変わっていたでしょう。

仕事は権限が増えて毎日充実、タワーマンションに住まわせてもらって運転手もついて、おまけに海外手当なんかも出て、なんていう人生ウハウハな海外駐在をしていたら、日本に帰りたいとは思わなかったでしょうし、人生なめてたと思います(笑)

大した能力もない一般的な20代がこんな生活を体験してしまったら、後々の人生ツラいでしょうね・・ 個人的には、日本のドメスティックな雰囲気で働くのは、めんどくさいことが多いなあと感じます。

海外勤務を経験できたのは非常に良かった

私の学生時代の目標(というよりは願望?)の一つに、「いずれは海外で働いてみたい」というものがあり、それは予想外に早々と達成できました。

そのため、今後の人生で、海外駐在という目標を無理して達成しようとがむしゃらになる必要も無くなりました。もうちょっと地に足のついた人生を歩みやすくなったかもしれません。それは良かったです。

「海外で働きたい?」「いえ、もうやったんで、それほどでも。」というやる気のない会話が素でできるようになりました。

正直、もう海外はしばらくいいかな・・^^;

「海外で働きました」という事実より何をしたかが大事

あ、それと、「海外で働いた」というだけの職務経歴ではあまり評価されず、結局は「どんな仕事をして、どんな貢献・成長をしたか」が重要になってきます。

どんな仕事をするにしても、日本にいるより英語力くらいは身につくかもしれないですが、通訳になるのでもなければ、英語だけ極めてもしょうがないです。

もしあなたがこれから海外駐在を考えているなら、自分の市場価値を高められる職務経験が積めるような駐在を、強くオススメします。

インド駐在のデメリット(学びがあったという点ではメリット)3つ

インド駐在にはデメリットもたくさんありますが、そこをいかにポジティブ思考で乗り越えるかが、生存の鍵です(真顔)。

インド駐在デメリット①:とにかく食がツラい(チェンナイの食事が合わなすぎた)

インド駐在時の食は楽しむというよりも「生きるため」の作業

「インド料理好き!」と言ってる人も大概数ヶ月で飽きる

これはもうどうしようもないです。生き物は生存のために栄養を取らなくてはなりません。

私のTwitterのフォロワーさんにはインド料理が好きな人が多いので、ディスりツイートなどは極力しませんでしたが、チェンナイの料理は私に合わなかったですね。 

私が決してグルメなのではなく(300円の牛丼や立ち食いそばで幸せを感じられる庶民)、大概の日本人は数週間でも滞在すると、私と同じような感想を持ちます。最初の方は美味しいと感じること(錯覚?)もなくはなかったですが、さすがに何十回も食べるとねえ・・

ハンバーガーがあれば大丈夫!という過信は禁物

もちろん食べ飽きるにつれ食への嫌悪感は増しました。単にチェンナイの南インド料理が不味いだけじゃなく、パスタもハンバーガーも基本的になんでも不味い。味付けがないか、変にありすぎる。

味見してから客に出せや!って突っ込む気力もそのうちなくなりますね、はい。マハラジャバーガーじゃなくてビッグマックを提供してください、マクドナルドさん・・

インド料理にはいろいろある

ここで少し、インド料理に釈明しておきましょう。私は日本のインド料理屋で食べるインド料理は好きです。

インド料理が好きな日本人の多くは、日本で食べるインド料理が好きor北インド(もはやタミルナードゥ以外?)で食べたインド料理が好き、とのことで、インド料理好きを公言されているのではないかと思います。(本場北インド料理も、多くの日本人にはクセが強いと思うが)

「タミルナードゥの食は独特」説はそこそこ信憑性がある

どうやらインド人でもタミルの料理が合う人は少数派のよう

そうなんです。チェンナイがあるタミルナードゥ州の料理は、インドでも独特なんですね。私のお世話になった上司は、タミルナードゥ州の西隣にあるケーララ州出身でしたが、チェンナイに来て半年はチェンナイのものがなかなか食べれなかった・・と言ってました。

タミルナードゥ州以外の州出身の同僚の何人かは、チェンナイの料理を毛嫌いしていて、できるだけ北インドの料理を食べるようにしていました。

タミル人は幼い頃から、よそ者には理解できない味覚を醸成してきたのか、そもそも味音痴なのか・・わかりません。

かの大英帝国(現在のイギリス)は味音痴で有名ですが、その「味への無頓着さが帝国主義を推し進めた」というほんとか嘘かわからない理由を聞いたことがあります。味音痴がインド支配の条件であったであろうことは、実体験から私も激しく同意します・・

タミル人も「チェンナイ の食事より日本食が好き」との衝撃発言

ちなみに、日本で1年働いたことのあるタミル人同僚は、「チェンナイの食事より日本食の方が好き」と言う衝撃発言をしていました。彼にとっては故郷の味だけを知っていた方が、もしかしたら幸せだったのかも・・

タミルナードゥは食以外の面でも、インドの異端児的な存在ですしね・・ 人様の食文化をどうこう言うのもお門違いかとは思いますが、やはりご飯が不味いとこに住むのはこりごりです。

キッチンがある家に住むのがオススメ

キッチンがある家に住むことをオススメします。あとは食材が手に入れば・・(少ないながらも、日本食料理屋などで日本の食材が手に入ります。日経大手企業だと、企業が支援してくれて、買い出し旅行?でシンガポールやバンコクにいく人もいるそうです)

家族や恋人が身近にいない・親しい友人が少ないのは思ったより寂しい

人付き合いは生活を楽しめるかの要と言っていい

これは国内であっても、縁もゆかりもない土地に単身赴任した場合と似てますね。共感してくださる人も多いのではないでしょうか? 

ただ、ここはインド、しかもチェンナイ。恋人や親しい友人を現地で作ればチェンナイライフが楽しくなるかもしれませんが、上述のように食の好みが合わなすぎる相手と一緒にいても大変・・というのは火を見るよりも明らかです。

私はどちらかというと、1人で行動してもあまり寂しさを感じない人間だと思ってましたが、こうも時間を持て余す生活を1人でしていると寂しくなりますね。私自身の新たな一面を発見できました。

異国で体調を崩すと非常に心細い

異国で体調を崩すと非常に心細いです。私は食中毒でチェンナイの病院にお世話になったことがあります・・

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日本人駐在員コミュニティにどっぷり浸かるのもあり

駐在員仲間は戦友

日系企業の駐在員の皆さんが、毎週同好会などで集まって、日本食を食べて、お酒を飲んで騒ぐのも自然な現象ですね。皆さん生活の辛さを共有しているからか、ワイワイ仲間と楽しんでいる印象です。ムラ社会が合わないと言う人もいますが。

駐在を家族と楽しもう

家族帯同で駐在している人は、日本にいる時よりも家族との時間が作りやすいし、旅行もたくさんできる!と言ってました。

その通りですね。そう考えると、異国で生活するストレスもだいぶ軽減されるのかなと思います。その代わり、家族の日々のケアが大変かもしれませんが。

韓国人は東アジア人仲間

私の韓国人同僚は、韓国人会のようなところに顔を出していたので、韓国語ができる人はそういったところで友達を増やすと楽しそうです。

インドにいると、日本人と見た目が比較的似ている韓国人を見るだけで、ものすごく強い同胞意識を勝手に感じていました・・

インド駐在デメリット②:インドは住環境が厳しい

チェンナイでの移動はなかなか困難

チェンナイ のUberは酷かった

ジョギングすら難しいのは、前述の通りです。私は、休日は運動したり、お出かけしたい人間なので、チェンナイはこの点でもかなりキツかったです。健康に悪いし、食欲が減って、体重も減りましたね・・ 

UBERとかでタクシー呼んで遠出すればいいんですが、大分待たされたり、めんどくさい運転手とのやりとりは疲れます。渋滞もひどいですし。UBERの運転手は、行き先伝えた途端にキャンセルする輩が多いんですよね。

インフラが未熟なのも伸び代が大きいと捉えるしかない

公共交通機関などインフラが未熟なのも、東京や埼玉の利便性が高めの地域を活動圏内にしていた私としては、やはりギャップが大きかったです。今後道路網が整備されたり、鉄道ができることに期待です。

今度引っ越しするときは、しっかり住環境をリサーチしてから決定したいと、強く思うようになりました。

終わりに

以上、インド駐在のメリット・デメリットをまとめてみました。インドで働くことに興味がある人、既にインドで働いている人のお役に立てれば幸いです!

インドでは空いた時間でよく旅行したので、その様子は下記の記事でご紹介しています!

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