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日本人のハイパーポリグロット戦略!通訳案内士試験を全10言語で制覇するとしたら

マルチリンガルと似た意味の言葉で「ポリグロット(polyglot)」、そしてポリグロットのさらにスゴいバージョンのハイパーポリグロットという言葉があります。

定義は定かではないですが、ハイパーポリグロットと言ってもいいレベルだと、少なくても6言語以上は習得する必要があるようです。

一般的に語学が苦手な日本人ですが、ハイパーポリグロットにはどうやったらなれるのでしょうか?

今回は語学好きな私が、日本で唯一の語学系国家資格である通訳案内士試験の全10言語を習得し合格するとしたら、どのような戦略を取ったらいいのかということを考えてみます!

通訳案内士試験の言語

通訳案内士試験の言語は全部で10言語

通訳案内士試験(今では全国通訳案内士と言うらしい)の言語は以下の通りです。

  1. 英語
  2. 中国語
  3. 韓国語
  4. フランス語
  5. スペイン語
  6. ドイツ語
  7. イタリア語
  8. ポルトガル語
  9. ロシア語
  10. タイ語

私は今のところ英語だけ合格しているので、あと9言語の試験に合格すれば、晴れて通訳案内士の全言語を制覇したということになります。

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通訳案内士試験合格はもはや趣味(for me)

ちなみに、通訳案内士資格は、私が英語で合格した頃は業務独占資格だったのですが、通訳案内士法改正により名称独占資格になっています。そのため、通訳案内士を取ったからと言って、特別お金を稼ぎやすいとは言えないです。私の場合は完全に自己満足ですね(笑)

通訳案内士の言語を全制覇しようとする、ある意味変態な人はそんなにいないでしょう。そのため、以下は参考程度に楽しくお読みいただければと思います!

英語はマスト

英語はやはり世界の共通言語

私は実際に英語の通訳案内士資格を保有しているので、既に済んだことではあるのですが、あなたがこれから通訳案内士資格に挑戦しようと思うなら、英語はマストです。

言うまでもなく英語は世界の共通言語の地位にいるので、まず英語力をある程度のレベルまで上げておくのがオススメです。

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学校で何時間英語の勉強に費やしてきたのだろうか

私たちは義務教育で散々英語を勉強してきましたし、高校そして大学でも英語を勉強してきた人は多いですよね? せっかく勉強してきた時間を無駄にしないためにも、ある程度使える英語力を身につけておくといいでしょう。

英語が身についたと言える一つの基準として、通訳案内士試験合格を目指すのも、良いモチベーションになるのではないでしょうか?

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もちろん英語じゃなくてもいい

英語はマストではあるものの、もちろん、英語は肌に合わないとか、英語よりもっと他に勉強したい言語があるという場合は、無理に英語を極めなくてもいいです。

その場合は、自分が好きな言語、必要な言語に力を割きましょう!

隣人の言語である中国語・韓国語学習は日本人に有利

漢字がわかる日本人は中国語学習界のシード選手

漢字は大きな参入障壁

日本と同じ東アジアの言語である中国語と韓国語は、欧米人などと比べると、日本人が習得するのに有利な言語と言えます。

というのも、中国はもちろん漢字を使っているので、中国語を聞いて全く意味が分からなくても、常用漢字がわかる程度の漢字力を持ってる人なら、中国語の文章を目で追えば多少は意味がつかめたりするからです。

中国語は発音が特に難しい

もちろん、中国語は発音が難しかったり、文法が日本語とだいぶ異なっていたりするので、習得が簡単な言語ではないですが、日本人は漢字がわかるいというだけで、他国の人からすると、中国語学習界で圧倒的なシード選手なのです!

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日本語と韓国語は文法がとても似てる

ハングルはそんなに難しくない

一方、韓国では現在漢字はほとんど使われておらず、ハングルという文字が使われていますね。

ハングルは最初こそとっつきづらい文字ですが、ハングルは記号の組み合わせでできている表音文字なので、一度ルールを習得してしまえば大丈夫です! そんなに難しいルールではありませんし。

私は大学の時に1学期間だけ韓国語の授業を履修したことがあるのでまあまあわかります。

母国語に似た言語なら比較的容易に複数操れるのでは

日本人にとって韓国語が学習しやすい理由は何と言っても、文法が非常によく似ていることと、同じような発音の同じような意味の言葉が散見されることです。

ヨーロッパ人が自分の母国語に似た言語を比較的容易に複数操れるようになるのと同じく、日本人は韓国語なら比較的習得が早いと言えるでしょう!

ちなみに、アイヌ語も日本語と類似点が多いです。

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英語と同じゲルマン系のドイツ語を攻める

世界共通語の英語、そして東アジアの言語である中国語と韓国語の通訳案内士試験に合格することができたら、次はドイツ語を勉強するのがいいかなと思います。

というのも、ドイツ語は英語と同じゲルマン系の言語なので、英語が得意な人は比較的習得しやすいと思われるからです。

ドイツ人は英語を上手に操る人が多いので、日本語と韓国語のような関係がドイツ語と英語にはあるのではないかと思います。

ラテン系の言語をまとめて攻める

通訳案内士試験ではラテン系の言語が4つ

ドイツ語の次に攻めたいのは、ラテン系の言語です。通訳案内士試験には、ラテン系の言語が下記の4つもあります!

  1. フランス語
  2. スペイン語
  3. ポルトガル語
  4. イタリア語

言語数をどんどん稼ぎたい場合はラテン系の言語を攻めると良いでしょう(笑)

これらの言語は、ローマ帝国の言葉であったラテン語が起源となっている言語です。祖先が同じということですね。

フランス語は発音など結構違うようですが、例えばスペイン語話者がポルトガル語話者にスペイン語で話しかけても、お互いなんとなく意思疎通できるそうです・・!

スペイン語かイタリア語から始めるのが良さげ

ラテン系の言語で最初に勉強するとしたら、スペイン語かイタリア語が良さそうです。というのも、ローマ字通りに読めば大体発音できますし、母音と子音の数があまり多くないため、日本人でもリスニングが比較的容易だからです。

スペイン語とイタリア語の2言語で通訳案内士試験に合格したら、次はポルトガル語、そしてフランス語と勉強を進めるのが良さそうです!

タイ語とロシア語は曲者

タイ語は文字も文法も発音も難しい

そして最後に余ってしまったのは、タイ語とロシア語です・・! タイ語とロシア語は、前述の言語のようにグルーピングしづらく、それぞれが非常に難しい言語なのです。

私はタイに留学していたので、タイ語はあえて後回しにしなくてもいいのですが、グルーピングに余った言語として最後に持ってきました。

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ロシア語も文字も文法も発音も難しい

ロシア語はキリル文字の言語で、アルファベットと微妙に似ていて紛らわしいですよね。発音も難しいですし。

ただ、ロシア語にはフランス語由来の単語が多いようなので(帝政ロシアでは貴族はフランス語を話していた)、フランス語が得意ならロシア語も比較的取り組みやすいかもしれません!

通訳案内士の言語に拘らなければハイパーポリグロットになるのはもう少し簡単

ラテン系やゲルマン系の言語をまとめて攻めると言語数が稼げる

以上では通訳案内士の試験科目になっている言語のみを見てきましたが、通訳案内士の試験科目かどうかにこだわらず、ハイパーポリグロットを目指すとしたら、ひたすら似ている言語を習得していくのがいいでしょう。

ラテン系の言語でもゲルマン系の言語でもスラブ系の言語でも、親戚のような言語は似ているので、一つ習得してしまえば他の言語も習得しやすくなり、ハイパーポリグロットへ近づきます。

インドの言語も似ているものが多い

また、私が1年間ほど滞在したインドの言語も似ている言語が多いので、習得した言語の数を増やすにはいいでしょう! 

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また、ケーララ州出身の同僚は、母語のマラヤーラム語、映画で覚えたらしいヒンディー語、働いているチェンナイの言語であるタミル語、もちろん英語、そして仕事で使っている日本語とこちらも5言語話者でした!

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非常にレベルが高いですね。

終わりに

相当の言語好きでなければ通訳案内士資格を3言語以上で取ろうという人はいないでしょう(笑)

ただ、「資格取得」は私の勉強のモチベーションとして非常に大きいので、せっかく言語系の国家資格があるのであれば、それに標準を合わせて勉強するのがやりやすいなあとは思います。

通訳案内士試験合格レベルまで各言語の実力を高められれば、ある程度胸を張って「この言語はできる」と言えると思っています・・!

一年で1言語合格するとしたらあと私の場合はあと9年、2年で1言語合格するとしたら18年かかりますね。人生100年時代だと思えば、1言語に3年かけてもお釣りが来ます(笑)

完全に趣味の世界ですが、できる言語が増えていくとコミュニケーションが取れる人がどんどん増えていきますし、そうしたら世界がもっと広がっていきそうですよね??

語学学習は今後も趣味としてぼちぼち続けていきたいなと思っています!

参考:マイナーな言語も網羅するバークレーハウス語学センター

マイナーな言語も網羅するバークレーハウス語学センターでは、大学の第二外国語としては選択できないような言語も学ぶことができます!

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