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ヒンディー、タミル、etc..インド駐在員は現地語を学ぶべきか?

「インドの言語を学ぶべきか?」

私はインドで生活することが決まってから、今でもたまにこんなことを考えています。今日、近所で髪を切ったのですが、美容師さんと話した時に「俺は西ベンガルから来たけど、タミルナードゥはヒンディー通じないし、飯は微妙だし、ツライな」みたいなことを言ってた。

そんなこともあり、「インドの言語を学ぶべきか?」問題について、ちょっと書いてみることにしました。

現在、私は南インドのチェンナイでの駐在生活が半年を超えています。

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(追記:1年の任期を無事終えました。)

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目次

インドの言語の基礎知識

インドの憲法第8附則指定言語は22言語

インドに多少の関心がある方はご存知かもしれませんが、広大な国土と多様な民族を誇るインドでは、30以上の言語と、2,000前後の方言が知られています。その中でも主要な言語として、憲法第8附則指定言語というものが以下の通り、22あります。

一応言っておくと、「インド語」と表記される言語はありません!(たまに「インドってインド語?」とか訊かれますけど笑)

  1. アッサム語(アッサム州)
  2. ベンガル語(トリプラ州、西ベンガル州)
  3. ボド語
  4. ドーグリー語
  5. グジャラート語(ダードラー及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄地域、ダマン・ディウ連邦直轄地域、グジャラート州)
  6. ヒンディー語(アンダマン・ニコバル諸島連邦直轄地域、ビハール州、チャンディーガル連邦直轄地域、チャッティースガル州、デリー首都圏、ハリヤーナー州、ヒマーチャル・プラデーシュ州、ジャールカンド州、マディヤ・プラデーシュ州、ラージャスターン州、ウッタル・プラデーシュ州、ウッタラーカンド州)
  7. カンナダ語(カルナータカ州)
  8. カシミール語
  9. コーンカニー語(ゴア州)
  10. マイティリー語
  11. マラヤーラム語(ケーララ州、ラクシャディープ連邦直轄地域)
  12. マニプル語(メイテイ語) (マニプル州)
  13. マラーティー語(ダードラー及びナガル・ハヴェーリー連邦直轄地域、マハラシュトラ州)
  14. ネパール語
  15. オリヤー語(オリッサ州)
  16. パンジャーブ語(パンジャーブ州、デリー首都圏)
  17. サンスクリット語
  18. サンタル語
  19. シンド語
  20. タミル語(タミル・ナードゥ州、ポンディシェリ連邦直轄地域)
  21. テルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州)
  22. ウルドゥー語(アーンドラ・プラデーシュ州、ビハール州、デリー首都圏、ジャンムー・カシミール州、ジャールカンド州、ウッタル・プラデーシュ州)

(Wikipedia「インドの公用語の一覧」より)

インドはヨーロッパが一つになったような国

私はインドの多様性を語る際に、「インドはヨーロッパが一つの国になったようなものだよ」という例えをよく使います。

ざっくりした例えではありますが、イギリスとフランスが違うように、インドのデリーとチェンナイは、言語面・文化面などでかなり違うのです。ヨーロッパ大陸はロシアの北西部も含めるので、インド亜大陸の2倍ほどの面積となっていますが。

ちなみに、「聞き取りづらい英語」の代名詞とも言えるインド英語についてはこちらに書いてあります。

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インドの言語を学ぶべき人・学ぶ必要はない人

完全に私の意見ですが、インドの言語をを学ぶべき人・学ぶ必要はない人の特徴をあげてみます。

インドの言語を学ぶべき人

  • インドが好きで、今後も関わっていきたい人
  • 農村開発など、英語が通じないような土地で貢献したい人

インドが好きで今後も関わっていきたい人

インドが好きならインドの言語も学びましょう! 英語だけを話す外国人より、自分の言葉を片言でも話してくれる外国人の方が好感度が高いのは当たり前です。

よくわからんインド英語で話しかけてくるインド人より、つたなくても日本語で話しかけてくれるインド人の方が、好感度高くありませんか?(笑)

バックパッカーも、ぼーっと電車やバスを待っている間にでも、現地語を学べば、旅の楽しさ100倍! 周りの人がより優しくなって、いろいろ助けてくれるかも!

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農村開発など、英語が通じないような土地で貢献したい人

こういった人は、インド好き・嫌い以前に、生きていくため、仕事をするために、現地の言葉を学ぶ必要があります。JICA青年海外協力隊の方なんかはこれですね。派遣前にみっちり語学合宿があるそうです。

このレベルになると、例えばJICA青年海外協力隊の方は2年間現地で現地語を使って日々奮闘することになるので、相当な語学力が身につきそうです。ぜひ、日印の架け橋として、今後もご活躍いただきたいですね!

インドの言語を学ぶ必要はない人

  • インドが好きではない人、もっと言うと嫌いな人
  • 常に英語や日本語でインドでの仕事・生活に支障がない人

インドが好きではない人、もっと言うと嫌いな人

インドが嫌いだったら、インドの言語を学ぼうという気はそもそも起きないでしょう。何年インドで生活しても身につかないでしょうね。頑張って英語力を高めてください!

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常に英語や日本語でインドでの仕事・生活に支障がない人

こういう方も、わざわざインドの言葉を学ぼうという動機付けはしづらいですね。インド人に負けない英語力を身につけましょう!

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実際にタミル語を学んでみての感想

ニューエクスプレスタミル語でタミル語を勉強

私は語学好きなこともあり、チェンナイ赴任から2、3ヶ月は、比較的熱心にタミル語を勉強していました。

赴任前に、大きな本屋に行って、ニューエクスプレスタミル語を買い、一時帰国した際には、タミル語の指さし会話帳を買ったほどです(笑)

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タミル語だけではなくヒンディー語にも手を出してみた

さらに、タミル語が話せない北インド人の同僚が、私がタミル語を勉強しているのを見て、「タミルよりヒンディーの方がいい」と言うので、ヒンディーのニューエクスプレスと指さし会話帳も一時帰国時に調達したほどでした(笑)

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タミル語もヒンディー語もやめて中国語に乗り換えちゃった

が、今は全く勉強していません・・ 最近は、今後使う機会が多いであろう、中国語の勉強を頑張っています。なぜ、インドの言語学習をやめたか・・? 上の四分類で言えば、私は「常に英語や日本語でインドでの仕事・生活に支障がない人」に一番近いです。

タミル語を学び始めた当初は、周りの人も喜んでくれるし、何より未知の言語を多少なりとも話せて楽しかったです。しかし、しばらく勉強していて、「今後インドに深く関わるか微妙だし、なら中国語やった方がいいかな」と思ってしまいました。

(結果、帰国後に受験したHSK5級で6割得点できました。)

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タミル文字がある程度読めれば一応役立つ

とはいえ、数ヶ月それなりに勉強したので、(タミル語は英単語混じりで話す人が多く、基本単語と簡単な文法がわかるだけでも)なんとなく会話の内容がわかる時もあるし、文字は大体読めるので、バスの行き先なんかがわかったりはします。

現状はこれで満足かな、という感じです。

北インドにいるなら多少なりともヒンディー語を知っていると良い

ちなみに、インドの南部4州(アンドラプラデシュ、カルナータカ、ケーララ、タミル)以外にお住まいなら、多少のヒンディー語がわかるといいと思います。

それぞれその地域の言語があるとはいえ、その言語がヒンディー語に近かったり、ヒンディー語話者も比較的多いので。

南インドの言語で一つ学ぶとしたらタミル語か

南部の言語で一つ学ぶとしたら、やはりタミル語ですかね。

タミルナードゥ州自体の人口も多いですが、タミル語は、スリランカとシンガポールの公用語になっていますし、マレーシアやイギリス、その他地域にも、それなりの話者がいます。世界のどこかで思いがけずタミル語に出会うかも!

上の写真は、シンガポールのチャンギ国際空港です。マレー語、中国語、英語、タミル語が書かれていますね。あの謎の言語はタミル語だったのです!

雑感:改めて考える。駐在員・留学生など、海外長期滞在者は現地語を学ぶべきか?

もう今回は終わりでいいかなと思うのですが、一般的に「駐在員・留学生など、海外長期滞在者は現地語を学ぶべきか?」についてもう少し考えてみようと思うので、興味があればご参考にしてください。

英語で代替可能なら現地語はパスしてもOK

長年住んでいた土地の現地語が全くわからない人の気持ちも今はわかる

私は以前、インドに7年ほど住んでいた友人が、全然ヒンディー語を知らないことに驚いたことがありました。まあ、今となっては、彼の気持ちもわかる、と同時に、彼が住んでいた環境なんかも想像つきますが・・

私の現時点での結論を言えば、英語で代替できるような現地語は、利便性の面だけから見れば、多くの労力と時間を割いてまで学ばなくてもいいかな、という感じです。

英語が公用語でなくても英語が話せる人が多い国や地域なら大丈夫

ここでいう英語で代替可能な言語は、インドの言語や、香港での広東語、シンガポールやマレーシアの英語や中国語、マレー語、北欧やドイツ語圏のゲルマン諸語などが挙げられます。これらの国や地域では、高めの教育水準の人は英語を使えるでしょう。

興味ない言語を学ぶより専門性を高めた方が生産的

苦手で必要性の薄いものを学ぶのに労力を費やすくらいなら、母国語を使って専門性を磨いた方がはるかにいいかと思います。

言うまでもないですが、英語が現地語なら、その環境を最大限に活かして、さっさと英語を身につけてしまいましょう!

英語が日常言語としてまだまだ一般に浸透していない国では現地語を学ぼう!

現地語が話せないと困る環境なら自然と学ぶことも

英語が日常言語としてまだまだ一般的に浸透していない国では、現地語が話せないと困ることは多いですね。中国とか。

日本もそう・・! 在留外国人の皆さんは苦労しているだろうなと思います。

こういう英語が日常生活でなかなか使えない国に住むことになる外国人は、現地語を学ばないとなかなか厳しいですよね。

「タイに3年いたけどタイ語とか無理」という人や、「5年間中国いたけど、日本人学校だから中国語知らん」みたいな人は、前述の「インドに7年いたけどヒンディー語知らない」の人とは、若干状況が異なります。

タイ留学中にサバイバルタイ語は身についた

タイでも中国でも、日本のように、まだまだそこらへんの一般人の多くが英語を多少なりとも話せるレベルには至ってないので、何年も住むのだったら、現地語を日常会話レベルくらいでも身につけた方がいいんじゃないかと、個人的には思います! 

もちろん、その国が嫌い、とかだったら、勉強する気など起きないでしょうけど。

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もし、そういった国に駐在予定で、子どもにもどんどん世界に羽ばたいて行ってもらいたい、というお父さんお母さんは、お子さんと一緒に現地語を学んだらいいのではないかと思います。

将来、お子さんが〇〇商事みたいなところで働きたくなった場合、英語だけできるのと、英語+タイ語や中国語がネイティブレベルで使えるのとでは、企業側も対応が変わってくるのでは。

タミル語やヒンディー語はバークレーハウス語学センターでも学べる

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・取り扱い言語は60以上
・スクールでの学習とオンラインでの学習を組み合わせ可能
・企業700社以上、教育機関、官公庁がバークレーハウスを選択

バークレーハウス語学センターは1973年創業の、日本で3番目に歴史のある語学学校で、アメリカの名門大学・UCバークレーの教授と開発したSRメソッドを活用しています。

JICAや外務省等、大手企業・有名大学・官公庁での語学教育サービスも提供している実績のある語学学校で、タミル語やヒンディー語をマンツーマンで学ぶことができます!

おまけ:チェンナイに北インド出身者が多い訳

冒頭で触れましたが、なんでタミルナードゥに縁もゆかりもない北インド人が、はるばる好きでもないチェンナイの美容室やホテルで働いているのか気になりますか?

彼らに訊いたところ、サービス業における職の需要と供給が北インドでは合っていないので、言語や食事面で不満はあるものの、チェンナイに来ているそうです。

ちなみに、ホテルや美容院のスタッフは、北インドの中でも上述の西ベンガルやネパール近辺などから来ている人が多いようです。彼らの肌は黒めですが、顔の感じなどは、彫りが深いインド人よりも私のような日本人に近いので、ちょっと親近感が湧きます。

終わりに

海外生活は大変なことも多いですが、現地語を学ぶことも一つの楽しみとして捉えられたら、より充実した海外生活になりそうですね!

参考

物価が安めの国では、高級ホテルも比較的安く泊まれるのでオススメです!

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駐在国で疲れたら、息抜きに国外旅行でもしょう。日本からだと行きづらいところにも行きやすいですよね。マイルを貯めれば、お金を払わず飛行機に乗れるのでいいですね!

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