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応用情報技術者試験に独学で合格!IT嫌いだった文系人間が基本情報を飛ばして受かった勉強法

ひょんなご縁でインドのIT企業に新卒で入社して3年目の私、2回目の挑戦で応用情報技術者試験に合格しました! 前回は午後試験で数点足りずに落ちて悔しい思いをしたので、ギリギリ(午前: 62.50点、午後: 64.00点)ではあったものの今回は合格できたので喜びもひとしおです。

IT技術の進捗に伴い文系出身SEも増えている昨今ですが、やはり情報系出身の学生に比べると文系の学生はITに苦戦している人が多いです。(そりゃそうだよね) そんな文系出身のIT関係者の皆様の参考になればと思い、私が基本情報技術者試験をすっ飛ばして応用情報技術者試験に合格した体験記を書いてみます!

そもそも応用情報技術者試験とは?

試験を運営しているIPAのウェブサイトによると、応用情報技術者試験は「〜ワンランク上のITエンジニア〜」と副題?が記載されており、以下のような説明がなされています。

ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。

技術だけではなく、管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身につく国家試験となっています。

文系にとっては基本情報技術者試験より応用情報技術者試験の方が簡単?

先輩合格者のブログを見ていると、

  • 絶対基本情報からやった方がいい
  • 文系にとってはプログラミングがない応用情報の方がむしろ簡単

という2つの意見が見られます。私は後者の意見にそそのかされて(?)基本情報はすっ飛ばして(正確に言うと社会人なりたての時に一回受験して不合格)、応用情報に2回目の挑戦で合格しました。その経験から、結局どういう戦略で応用情報技術者試験に挑んでいけばいいか、私の主観を述べます!

確かに応用情報は文系でも取り組みやすい部分も多い(特に午後問題)

応用情報技術者試験の午前問題は全員共通ですが、午後問題は必須の情報セキュリティー以外、10問中4問選んで回答することになります。その4問全てを、テクニカル系ではなく、「経営戦略」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム監査」のマネジメント系4科目で済ますことができてしまうのです! これが、「応用情報の方が文系向き」と言われる根拠でしょう。私も同感です。

私はこの戦略で応用情報に挑みました。「経営戦略」は私のゼミの教授の専門分野であるBSC(Balanced Scorecard)が出たりしますし、「サービスマネジメント」は私がインドで1年間やっていた運用業務を通して得た経験が活かせますし、「プロジェクトマネジメント」と「システム監査」も国語の問題のように解ける部分があるからです。(もちろん簡単に解けるわけではないですが・・)

応用情報の午後問題もできればテクニカル系の得意な分野で受けられると良い

国語の論述問題はそこそこわかっていても満点を取るのは難しいのと同様、マネジメント系の問題は、文意を読み違えたりして失点がかさむことがあります。一方、データベースなど文章問題が多くない科目を得意分野にすれば安定的な得点源になるので心強いです。それができないから基本情報をすっ飛ばそうなんて発想になるのですが・・

やはり応用情報は基本情報よりだいぶ難しい

確かに午後問題は文系でも取り組みやすいと言えますが、午前問題は様々な分野から満遍なく出題されるため、テクニカル系の知識が不足しているとなかなか合格できません。基本情報で合格点が取れないのに応用情報の合格点が取れるという状況は、午前問題に関してはないでしょう。そのため、今更ながらですが、私も基本情報から受けた方が無難だったかな・・と思わなくもないです。まあ、応用情報受かったからいいんですけどね!笑 でも、これで今回応用情報が不合格だったら、「ああ、やっぱり基本情報から受けとけば良かった・・」となっていたでしょう。

ちなみに、基本情報技術者に受かった社会人一年目(文系出身)のコンサルタント(IT系)の友人が使っていた参考書は、「栢木先生の基本情報技術者教室」です。

プロマネ経験豊富でプログラミング経験のない人などは応用情報の方が受かりやすいかも

そのため、文系出身の新米IT屋さんは、表計算でも勉強して、基本情報から攻略するのが無難だと思います。ただ、資格を取らずに実務での経験を5,6年と積んできて、なおかつIT知識全般に明るく、プログラミングの経験があまりないものの、PMなどマネジメントの経験はそこそこある、という人であれば、応用情報から受けてしまっても合格しやすいのではないかなと思います! あるいは、応用を飛ばして高度区分の「プロジェクトマネージャ試験」などを受けるのもアリです。

応用情報技術者試験の勉強で活用した参考書と勉強法

以上、私の経験から基本情報をすっ飛ばして応用情報に挑むのはあまりオススメしないものの、「どうしても応用情報を取る必要がある」「基本情報じゃなくて応用情報を早めに取って周りと差をつけたい」という人には、ご参考までに私が使った参考書と勉強法をお伝えします! かかった費用は参考書一冊分だけです。(基本情報の際は参考書を何冊かかったのに落ちましたが・・)

応用情報技術者試験オススメの参考書: ニュースペックテキスト 応用情報技術者

私が買ったのはTACのニュースペックテキストです。ネットで色々なブログを見てこれが一番良さそうだったのでTACを信じることにしました。本全体がカラーで、巻末にキャラクターが応用情報技術者試験の概要を解説してくれるので、初学者・独学者でもとっつきやすいです。

天才でもなければ一回読んだところで十分に理解できることなど不可能なので、まず最初はザーッと読んでみて、2回目は1回目読んで理解しづらかったところを重点的に読んでいくと効率がいいです。ただ、2回読んでもこの膨大な範囲を十分に理解することは容易ではないので、応用情報技術者試験の概要を理解したら、さっさと問題演習に進み、ニュースペックテキストは辞書がわりにするのがいいでしょう。

応用情報技術者試験オススメの勉強法はひたすら過去問演習

応用情報に限らず、IPAの試験は過去問演習が非常に重要です。早い段階で過去問に触れましょう。過去問演習を激推しする理由は3点あります。

  1. 過去問演習を通して本番の試験に慣れる
  2. 参考書を読んでいるだけだと効率が悪い
  3. 本試験の何割かは過去問の使い回し

1はいわずもがな。2は全員に当てはまるわけではないでしょうが、もともと技術系の話が特別好きなわけでもない私に取って、参考書をひたすら読んでいるだけは苦痛でしたし、勉強効率が悪かったです。いろいろな方法を試しつつ勉強していくと、飽きずに続けやすいです。

3はそのままなのですが、IPAのマークシート問題の何割かは過去問の使い回しです・・! 受験生には非常にラッキーです。過去問をひたすらやっておけば、本試験の問題を見た瞬間にほんの数秒でいくつかの問いに正解を得ることができます。過去問をやらない手はありません。

過去問演習はスマホアプリの活用がオススメ

過去問は書籍で購入してもいいですし、IPAのサイトから無料でダウンロードしてもいいです。午後問題は書籍かデータのものを使って慣れていくとして、午前問題は回転数が大事になります。というのも、答えを覚えるくらい数年分の過去問題をやりこむのが合格の近道だからです。(試験に受かることを最優先に考えています)

午前問題をやりこむときに大変重宝するのがスマホアプリの「応用情報処理 過去問」です。このアプリのいいとこは以下の3点です。

  • スキマ時間に1問から気軽に問題演習できる
  • 解説もしっかりしてる
  • 年度ごとに正解・不正解の割合が出る

このアプリでひたすら問題演習を積めば、午前試験は合格に大きく近づきます!

文章題が苦手な人は午後問題対策用の参考書も

私の情報系専攻の友人は基本情報にはなんなく合格していたのですが、応用情報の午後問題には苦戦していたようでした。そこで、友人が使っていたのが午後問題の対策書です。必要に応じて使ってみてください。

応用情報技術者試験はどういう人が取得するといいか?

ここまで書いてみて、応用情報技術者は私にとってなかなか難しい資格だったなあと改めて思いました。そこで、そこまでして応用情報技術者を取得する理由はどんなものがあるか挙げてみます。この取得目的が応用情報攻略のコストに見合うものであれば是非合格を目指しましょう! 見合わなければあえて取得しなくてもいいかもしれません。

応用情報技術者試験合格が会社での昇進条件・資格手当付与条件になる人

応用情報技術者試験合格が昇進条件だったり、資格手当の対象であれば、それだけでも取る価値がありますね! 自分のスキルアップになるだけでなく、昇進に繋がったり、お金をもらえるのは最高です。昇進したくない・お金いらない、という人もいるかもしれませんが。

応用情報技術者試験合格で他試験の一部試験の免除をしたい人

IPAのWebページには以下のような記載があります。応用情報技術者試験合格後2年間は、ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、エンベデッドシステムスペシャリスト、ITサービスマネージャ、システム監査技術者、情報処理安全確保支援士のいずれかを受ける場合、午前I試験の免除ができます。

私もこれからこの高度区分に挑んでいこうと思うのですが、丸一日かけて挑む試験において、少しでも免除科目があるとだいぶ楽になりますよね! 高度区分を受けたい人は、先に応用情報に合格しておくのがオススメです。

下記のいずれかの条件を満たした場合、その後(2年間)の受験申込み時に申請することによって、情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部(共通的知識を問う午前Ⅰ試験)が免除され、午前Ⅱ試験から受験することが可能です。

【情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の一部免除対象となる条件(いずれか一つでも満たせばOK)】
①応用情報技術者試験(AP)に合格
②情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験のいずれかに合格
③情報処理技術者試験の高度試験、情報処理安全確保支援士試験の午前Ⅰ試験で基準点以上の成績をとる

また、私が知っている範囲では、中小企業診断士の「経営情報システム」という科目も免除されることができます。私は中小企業診断士受験も考えており、この免除を受けることが今回応用情報技術者を受験した目的の一つでもありました!

応用情報技術者試験合格は一人前のIT技術者と認められる絶対条件?

何かのブログで読んだと思いますが、「応用技術者試験に受からなければ一人前のIT技術者と認められない」と考える人もいるそうです。私の会社ではそういう風潮はなかったと思いますが、そういう会社やコミュニティもあるのかもしれないですね。一人前のIT技術者と認められたいなら、応用情報技術者試験に合格しときましょう!

終わりに

たまに「ほとんど勉強しなくても受かった」という猛者がいますが、基本的に、応用情報技術者は難しい試験と言っていいと思います(特に新卒文系のIT技術者にとっては)。その分、目指す価値がある試験だと思いますので、一度や二度落ちても諦めずに、合格目指して頑張ってください!

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