注目キーワード
  1. タイ
  2. インド

南インド・チェンナイ-リアルを綴る海外駐在生活日記。新卒1年目の冬から

仕事で南インドの玄関口であるチェンナイへ赴任しています。こちらの生活にもだいぶ慣れてきたので、私が留学したことのあるバンコクと比べつつ、チェンナイ生活のリアルについて、雑感を書いていこうと思います。

(注:こちらの記事は、「チェンナイ 駐在」などでググると上位表示されるようで、チェンナイ駐在の話が急に来て戸惑っている・・というような方にも見ていただいているのでは、と推察しています。

そういった方のためにも、もとは、こちらに来て1週間の雑感として書いたものでしたが、随時加筆修正を加えています。)

目次

海外勤務の希望が早くもインド駐在という形で叶った

海外駐在をすることによってわかったこと

最近は海外志向の人が増えてきてますし、私自身そういう部類の人間なので、大学時代の友人なんかも、そういう人が多いです。

そんな人たち、特に海外志向の大学生(かつての私含む)は、「海外で働いてみたい!」「海外駐在とかかっこいい!!」という思いを抱いている人が多いと思います。かつての私もそうだったので、気持ちはよくわかります。

そんな私は新卒で入社した会社で、ラッキーにも(?)、早くも海外駐在の機会に巡り会えたのでした!((?)にはいろいろ事情があります笑) 大学生の頃に抱いていた、一つの願望が叶ったわけです。ハッピーですよね??

海外駐在は海外留学とはもちろん違う

海外駐在にもいろいろある

いや、人生そう甘くはないぞ、と気づいた社会人初心者の私。ここで大学生の頃の、今よりもだいぶ世間知らずの青二才だった私に、声を大にして言いたい!

海外駐在はそんなきらびやかでかっこいいことばかりではないぞ、と。海外駐在は留学とは違うのだぞ、と。

そりゃ、留学は楽しいですよ。自分の意思で自分の行きたいところに行き、自分のやりたいことをして、いろんな国の友達ができたりして、毎日楽しいことばかり。まあ、大変なこともありますけど、それに立ち向かうのも、戦略的撤退をするのも自由。

インドも「住めば都」と言いたい

そんな感じで南インド・チェンナイの駐在生活というものが、タイ留学生活とは違うと実感してきた私。

今回は以下目次に沿って、赴任1週間で思った、海外駐在ってこんな感じじゃね?という話を、タイ留学生活と比較しながらお伝えしていきたいと思います。

関連記事

私は学生時代の半年間を、タイの首都バンコクにあるチュラロンコン大学で、交換留学生として過ごしました。「なぜタイ??」とよく訊かれます(笑)そりゃそうですよね〜そんな、まだまだ留学先としてマイナーなタイでの留学、特に、私がお[…]

若干、インドのネガティブな要素が出て来てしまいますが、日本人の中ではインドへの理解がある部類に属するであろう私が感じた、率直な意見(というより事実)だということで、ご承知おきください。

駐在は場所を選べるとは限らない-特にインド駐在はツラい・・?

駐在して得られるものが大きいならある程度辛くても腹を括った方がいいかも

言うまでもないですが、組織の都合で派遣される以上、自分で赴任地を選べるとは限りません。よっぽどイヤなとこなら拒否れる組織もあるでしょうが、諸々の事情で行きたくない場所に派遣される場合もあるでしょう。

私の場合は、あらかじめ拒否できるタイミングはありましたし、赴任地としてインドの名前が出た時、私としては「まあ本当に行くことになったら行くか」(実際に赴任するかは直前まで不明だった)くらいのノリだったので、強制的な海外駐在ではありませんでした。

チェンナイに住むのは割とカオス

とはいえ、インドはインド。しかも南部の都市チェンナイ。

滞在先と会社はそこそこ綺麗で穏やかですが、一歩その安全地帯から出れば、往来する人やバイク、車に気をつけるのはもちろん、牛の往来や、彼らが御構い無しに落としていく糞を踏まないように、足元にも注意しなければなりません。

(デリーで糞を踏んで靴を洗っても落ちなかったのはトラウマ・・あの時は空から鳥による落し物の襲撃も受けて、2度とインド来るか!と思った)

つまり、心休まる瞬間が、あまりないわけです。正直疲れます。大通りなのに、牧場みたいな匂いがします(苦笑)

幸いにも、ホテル・会社間は車を出してくれるので、楽チンです。牛の群れに気をつける必要も、電信柱から飛び出ているワイヤを避ける必要もありません。

駐在中は近所を歩くのも一苦労

先日、「運動不足だから歩くか!」と酔狂にも会社からホテルまで夜歩いたのですが、開始1分で後悔しました・・

  • まず会社の前の道を渡るので一苦労
  • 帰り道に明かりがないから、往来する車の明かりを頼るのみ
  • 歩道から逸れたら沼に落ちる
  • 牛の糞があるから微かな明かりで踏まないように気を張る
  • 道はまあまあガタガタ
  • 牛の群れが歩道の上でたむろしてる
  • 電線が飛び出ている
  • 危険なわけではないと思うけど現地の人がたくさんいる

とまあいろいろと不安要素はあります。

チェンナイでの生活をタイ留学時代と比べてもしょうがないが対比してみる

対して、タイ留学時代に住んでいたのは、首都バンコク一のおしゃれエリア、サヤーム徒歩圏内。

日本のイメージで言うと、代官山とか六本木に歩いて行ける感じ。留学していたチュラロンコン大学は、日本でいうところの、青山学院大学のような立地でした。(そして、リッチな人もやはり多い・・)

そりゃ、牛の群れには出会いません(笑) 道は日本に比べれば汚いけど、チェンナイよりははるかに綺麗です。「バンコク駐在とは駐在と言えない」と聞いたことがありましたが、今は身にしみてわかります。

もちろん、バンコクも広いので、多少不便な場所に駐在する人は大変なのかもしれませんが、一度バンコク中心部に出てしまえば、

  • 綺麗でなんでも買えるモール
  • 豊富な日本食レストラン
  • JOYSOUND対応のカラオケ
  • 安くて快適な映画館

などなど、日本人が住むのに不便さを感じることはあまりありません。

タイという国自体、「微笑みの国」と言われるだけあって、人々は穏やかですし、気候もほどほどに暖かくて過ごしやすいし、美味しいタイ料理が安く食べれるし、鉄道やタクシーなどの交通手段も安くて快適です。

結論、バンコク暮らしを知ってしまうと、チェンナイ暮らしはなかなかに大変ということ(笑) 一つ救いなのは、チェンナイにもいくつか日本食レストランがあること。駐在員にとってはありがたい存在です。

関連記事

チェンナイ生活で日本食ロスに苛まれている人・・お気持ちよくわかります! 私も1年間チェンナイに駐在し、インド料理が合わなくて非常に苦労しました。今回は、現在進行中でチェンナイで苦労されている人、今後チェンナイに駐在する人や、インドで日本人[…]

バンコクベタ褒めだとエコ贔屓なので、不便(不満)に感じたポイントをあげると、

  • エアコンが寒すぎる
  • トイレットペーパーがあるトイレはかなりレア
  • 現地に疎い感じ出してるとぼられる

といったとこでしょうか。

チェンナイはインドの他の都市より住みづらいかも

インドの話に戻すと、もちろんインドは広いので、いろんなとこがあります。私が行った中で言うと、プネトリヴァンドラムは、牛を見ることは少なく、街全体として比較的綺麗でした。

インドの大都市は何かとごちゃごちゃしてる印象なので、のんびり静かに暮らすなら、地方都市くらいがちょうどいいのかなと思いました。東京暮らしに慣れてる人なんかは、不便でしょうがないでしょうけど。

ちなみに、インド、特にチェンナイの治安が気になる方も多いと思うので、私の実体験に基づいた治安あれこれについては、こちらに書いてあります。

関連記事

「インドといえば性犯罪」と言っても過言でないほど、日本人はインドに対し「性犯罪大国」のイメージを持っている方も多いでしょう。実際インドの治安はどうなのか? 南インドのチェンナイに駐在し、デリーやプネ、バンガロール、ハイデラバード等[…]

駐在の目的はもちろん仕事である-インド人のやり方をある程度受け入れなくては

インド人と働いてみるとで他者に寛容になれる

こちらも無論です。仕事をするために海外に住むのが駐在です。

特に、インド人と日本人では仕事の進め方や考え方が違って、ストレスに感じるかもしれませんが、それも乗り越えていかなければなりません。お互いを尊重する気持ちが必要です。日本でうまくいっていたやり方が、インドでも通用するとは限りません。

ということは、「外汚いから出たくない」とか「もう嫌だから帰りたい」とかわがままを言ってられないわけです。私は今のところ大丈夫ですが(笑)

ただ、留学中の学生のように、自由な身分ではないわけです。

インドでは日本にいる時より時間的に余裕ができるかも

といっても、今の仕事がすごく大変というわけではありません。通常は週5日働いて、週末は休み。インドは残業代という概念があまりないそうなので、残業しませんし、飲み会などの付き合いもないので、ワークライフバランスは容易です。

勤務中は、どうしてもやらなきゃいけないことがない場合、外に出て同僚とおしゃべりしたり、ご飯を食べに行ったりとのんびりしてるので、過労死とは無縁みたいで良かったです! 日本で働きたくなくなります(笑)

一部インド企業はワーキングマザーにかなり優しかったりする

弊社はワーキングマザーに優しい企業として有名で、妊婦さんも結構見かけますし、ワーキングマザーはかなり多いそうです。

こういうとこは、日本企業にも見習って欲しいですね! 女性の社会進出が遅れがちなインドでも、弊社の女性の従業員比率は30%を超えています。

インドでは時間があってもあまりやりたいことがなかったりする

ただ、前述の通り、街中に出ると疲れますし、滞在先の周りで大した用事もないので、そこまで出かけたいとも思わなくなりました・・ 近くにはスーパーもコンビニもないので。

お出掛け大好きな私も、環境が変わるとこうなるんですね! 自分の新たな一面を発見して驚きです(笑) 毎週、英語の映画があったら観に行く、くらいの行動力は残ってますが。

とはいえ、めぼしい観光地は一通り行きました。観光都市ではないので、あまり有名なところはありませんが、一度は行ってみたいところをまとめてみました。

トリップノート

タミルナードゥ州の州都・チェンナイを玄関口とする南インド。デリーを代表とする北インドとは、言語面・文化面では外国ほどにも…

その分、勤務中はインドでしかできない経験を積み、休日は勉強してようと思います! 

上のチェンナイみどころ記事もですが、旅行系Webメディアのトリップノートでライターを始めたり、できる範囲でマイル集めをしたりと、そこそこ楽しく過ごしています。

関連記事

旅行、好きですか? 飛行機乗って海外バンバン行きたい? いいですね! そんな旅好きにオススメなのがマイルを貯めて飛行機に乗ることです。マイルで特典航空券を取得すれば、少ない金銭的負担で様々なところへ行くことができます。マイル最高!本当にマ[…]

中国語の独学もしています。

関連記事

私はインドのチェンナイで約1年間駐在していた際に、HSK2級程度から独学でHSK5級6割(合格相当。听力:62、阅读:77、写作:66)を達成しました!(HSK5級は帰国後すぐに受験しました。)前提として私がインド駐在を始[…]

駐在することで組織の一員として面倒なこともある-インドはまだまだ外国人が暮らしやすい国ではない

外国人にとっては非常に面倒なインドでの手続き

FRROは曲者

働いて給料を得ると言うことは、その地で納税することになりますし、そのために必要な手続きもあります。現在インドでは、半年以上滞在する場合、FRRO(Foreigner Regional Registration Offices)で、ビザの登録をしなければなりません。

正直、めんどくさいです(笑)インドで、というより、海外で働くことになると、こういう手続きのめんどくささは、必ずついて回りますね。

特にインドは、手続きのフローが煩雑なので、自分でやらなければならない人にはかなりのストレスですね・・

ICICI銀行口座の開設に半年かかった

手続き方法や必要書類はたまに変わるそうなので、もし今後登録される方は、最新の情報をご確認ください。私の銀行口座解説も含めた体験談はこちらをご覧ください。

関連記事

私は現在、インド資本のIT企業日本法人から派遣され、南インドの玄関口チェンナイで駐在しています。年々インド駐在者が増えてきているのか、私が過去に書いたチェンナイ駐在に関する記事には、毎日、検索エンジン経由で訪問してくださる方々がいます。あり[…]

FRROの期限は入国後2週間ですが、私は1ヶ月ほどかかりました・・ 役所の対応が悪いです。

ちなみに、2週間過ぎて登録しないと、罰金を払うことになります。それに、マルティプルビザを持っていても、FRROの書類を持参していないと、一時出入国できないので、インド国外にいかれる予定のある方は要注意です。

インド時間に身を委ねるのが精神衛生上良い

日本ですぐできることも、インドではまあまあ時間がかかったりします。それはあなたの予想通りでしょうか? 

日本に駐在したことのあるインド人も、日本はプロセスがしっかりしていて簡単だったけど、インドは・・苦笑、という感じでした・・

ただ、日本にいてインドの人に仕事を依頼している場合と、インドにいてそのプロセスの中にいる場合とでは、感じ方が違うでしょう。

インドにいると、特にイライラすることもなく、「成るに任せよう」と、遅かれ早かれ思うようになると思います。というかならないと、ストレスで倒れると思います(笑)

とはいえ駐在はやはり楽しそう-それはもちろんインド駐在も!

海外で住んだり働くと視野が広がる

以上、いろいろ大変なことも書いてきましたが、やはり駐在は面白い! 海外志向の人にとっては特にそうでしょう。日本は特殊な商習慣を持っているので、どこの国で働いても新鮮でしょう。

海外で働く経験は、チャレンジングな環境に挑戦するのを楽しめるだけでなく、自分の視野を、大きく広げてくれます。本当に大きく広げてくれます。

海外の人と働く時は特に相手の気持ちになって考えることが大切

例えば弊社の場合、日本法人で働いている人で、インドにあまり良い印象を持ってない人も多いです。私も日本人として、インド人の仕事の仕方に不満を覚える彼らの気持ちもわかります。

しかしそれも、インド側の視点から見てみると、インドの人にとって働きやすい環境をより理解できたり、彼らの考え方を身を以て感じたりすることができます。そうすることで、彼らとうまくやっていけそうな気がします。

インド人の中には、訛っているとか言われてもインド英語を駆使し、世界で活躍している人も多いです。彼らから学ぶことはとてもたくさんあります。

関連記事

ふと、「このブログって、インドのこととか英語のこととかいろいろ書いてきたけど、『インド英語』について書いてなくね?」と気づいたので、インド系外資企業に勤めて早2年半ほど、1年間の南インド・チェンナイでの駐在生活を経て、現在も毎日インド人と日[…]

駐在を通して多角的な考え方ができるグローバル人材になろう

このように物事を他者の視点も交えて多角的に見る視点を養うことは、仕事だけでなく、今後このグローバル社会を生きていく上で、必須になってきます。

自動翻訳機ができても、こういった多角的な視野がなければ、相手の気持ちを十分に理解することは難しいでしょう。

何もこれは外国人に対してだけでなく、LGBTの人たちなど、自分とは違った価値観を持つ人と、仲良くやっていくためにも必要なことです。そんなことを、会社にお金をもらいながら経験できるのが、「駐在」という素晴らしい機会なのです!

もし機会があり、家族の理解も得られるなら(いろいろ悩むでしょうが)、海外駐在に挑戦されることをオススメします!

南インドは北インドよりアツいかも(気温だけでなく)

北インドと比べて、南インドは日本人に対してまだまだ未知なところもあるでしょう。北と南では、同じインドでも外国ほどに違いますからね。

関連記事

「インドの言語を学ぶべきか?」私はインドで生活することが決まってから、今でもたまにこんなことを考えています。今日、近所で髪を切ったのですが、美容師さんと話した時に「俺は西ベンガルから来たけど、タミルナードゥはヒンディー通じないし、[…]

一度、南インドについての本を読むなどして、理解を深めておくことをオススメします。チェンナイのあるタミル・ナードゥ州では、ヒンディー語があまり通じません。

むしろ、タミル人のアイデンティティの一つとして、ヒンディー語に反発してるのでは?と思ったり。

インド・ビジネスは南部から−知られざる南インドの魅力
4

Amazonで見る場合は画像をクリック

私は語学が好きなこともあって、タミル語も少し勉強しています。タミル語はなかなか興味深い言語!

タミル語についてもいろいろ書いたので、興味のある方はぜひこちらも。タミル人がなぜタミル語を誇りに思うかが、わかると思います。

関連記事

私はタミルナードゥ州・州都のチェンナイに駐在していました。インドの言語といえば、ヒンディー語(ヒンドゥーではない!ヒンドゥーは宗教)が真っ先に浮かびますが、ここチェンナイの公用語はタミル語で、ヒンディー語を知っている人は、割合的に[…]

終わりに

以上、チェンナイ駐在で感じたいろいろなことを、気ままに書いてみました。

最後に、海外で働いてみたい方へ!海外駐在は一見かっこいいかも知れないけど、なかなか泥臭そうです。でも、そんな泥臭さこそが、あなたが成長する非常に良い経験だと確信しております!

是非、チャレンジを。

追記:1年のインド駐在生活のまとめは、こちらの記事にありますのであわせてご覧ください!

関連記事

インド駐在生活について書いた記事が流石に長くなりすぎてしまったので、月々の生活と旅行の記録を別記事にまとめ直すことにしました。[sitecard subtitle=関連記事 url=https://zipanger777.com/[…]

参考

チェンナイの観光地まとめ記事です。息抜きにお出かけしてください〜

トリップノート

タミルナードゥ州の州都・チェンナイを玄関口とする南インド。デリーを代表とする北インドとは、言語面・文化面では外国ほどにも…

インドは高級ホテルも比較的安く泊まれるのでオススメです!

関連記事

アコーホテルズのプラチナ会員から、ヒルトンのダイヤモンド会員にステータスマッチ(ステータスチャレンジ)できたのですが、そのダイヤモンド会員は90日の期間限定・・[sitecard subtitle=関連記事 url=https:/[…]

インドに疲れたら、国内に出ましょう! マイルを貯めれば、お金を払わず飛行機に乗れるのでいいですね!

関連記事

旅行、好きですか? 飛行機乗って海外バンバン行きたい? いいですね! そんな旅好きにオススメなのがマイルを貯めて飛行機に乗ることです。マイルで特典航空券を取得すれば、少ない金銭的負担で様々なところへ行くことができます。マイル最高!本当にマ[…]

最新情報を取得