「外国人おもてなし語学ボランティア」って聞いたことありますか? 東京都は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を見据えて、外国人観光客等が安心して滞在できる環境を整えるために、「外国人おもてなし語学ボランティア」を育成しているとのことです。
今回この「外国人おもてなし語学ボランティア」育成講座が社内で開かれるということで、せっかくなので受講してみました! ちなみに、うちの会社はホワイトなので、勤務時間中の3時間半をこういった取り組みに費やすこともできちゃいます。(業務の調整ができれば)
外国人おもてなし語学ボランティアとは?
東京都によると、外国人おもてなし語学ボランティアは下記のように紹介されています。
このボランティアは、街中で困っている外国人を見かけた際などに簡単な外国語で積極的に声をかけ、道案内等の手助けをするボランティアです。
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2019/04/23/14.html
所定の無料講座を修了するだけで、晴れて外国人おもてなし語学ボランティアとして登録されます。簡単ですね! 講座終了と同時に、「外国人おもてなし語学ボランティア 登録証」が付与されます。育成講座は簡単なテキストに沿って行われ、グループでのディスカッションやペアでのロールプレイなどもあり、比較的実践的な内容となっています。日本語能力・英語能力の基準はありませんが、もちろん喋れた方ができることは多くなります。
外国人おもてなし語学ボランティアに登録しても何か特定の活動があるわけではないです。日々の生活の中で学んだことを発揮するように期待されます。
通訳案内士が外国人おもてなし語学ボランティア育成講座を受講した感想
私はこんな「ある通訳案内士の旅路」というブログをやっているだけあり、通訳案内士資格を保有しています。
[clink url=”https://zipanger777.com/blog-6-48″]職業上は現役の通訳案内士ではないので、ガイドはど素人ですが、試験に受かっただけでなく何度か実地でのガイド講習に参加したこともあり、そこらへんの人よりはガイド業というものを知っていると思います。そんな観点から、外国人おもてなし語学ボランティア育成講座を受講した感想を、「オススメする人」「あまりオススメしない人」の観点で書いてみます〜
外国人おもてなし語学ボランティア育成講座受講をオススメする人
外国人おもてなし語学ボランティア育成講座受講をオススメする人は、以下のような人です。
- 困っている外国人を見つけても声をかけづらい人
- 海外から来た人に日本に対していい印象を持ってもらいたい人
- 外国語が得意なわけではないが自分ができることをしたい人
- シャイな自分の殻を破りたい人
この育成講座はかなり初歩的なことを受講者みんなで学ぶことができるので、外国人とあまり触れ合ったことがないような人にもオススメできます! 難しいことは置いといて、おもてなしの心で接せるようになりましょう!
外国人おもてなし語学ボランティア育成講座受講をオススメしない人
対して、外国人おもてなし語学ボランティア育成講座受講をあまりオススメしない人は、以下のような人です。
- 通訳案内士
- 既にインバウンド観光業に身を置いている人
育成講座の内容は正直かなり簡単なので、上記のような人は「何を今更・・」って感じになる可能性があります。一方、「英語ができる(だけの)人」の場合は受講する意義があります。というのも、当然ながら外国人観光客全員が英語を話せるわけではなく、身振り手振りなどでどうにか意思表示をしようとするマインドセットを、この育成講座を通して学ぶことができるからです!
終わりに
外国人おもてなし語学ボランティアは登録したからといって何かあるわけでもないのですが、日本、特に東京都は国を挙げて・街を挙げて「訪日観光客をおもてなししよう!」という雰囲気であり、自分も一肌脱ごうかとまで思わなくても、その流れに乗ってみてもいいと思います!
講座は無料ですし、他者を労わる・助けるといった人として大事なことを再確認できるので、機会があれば育成講座を受講して、外国人おもてなし語学ボランティアになってみてください!