India

【南インド・チェンナイ駐在】銀行口座開設に関するある駐在員の体験談

私は現在、インド資本のIT企業日本法人から派遣され、南インドの玄関口チェンナイで駐在しています。年々インド駐在者が増えてきているのか、私が過去に書いたチェンナイ駐在に関する記事には、毎日、検索エンジン経由で訪問してくださる方々がいます。ありがとうございます^^

ある日突然、会社からインド駐在の指令が出た・・嬉しい?絶望?いろいろあるでしょうが、もし実際にインドに何年も駐在するようになったら、いろいろ不安なことありますよね。そんな、これからインド駐在をする方、既にインド駐在を始めた方に、少しでも有益な情報を届けたいと思い、私のインドでの、銀行口座開設から曲がりなりにも使えるようになった経験をご紹介します。

インドでの手続きはいろいろと変更があったり、対応窓口の個人個人によってもプロセスや結果が違ったりします。日本人には理解に苦しみますが・・ この記事の内容は私のケースであり、他の方には必ずしも当てはまらない、ということをご承知おきください。

私が開いた銀行口座はICICI Bank-申し込んでからお金を引き出すまで約4ヶ月もかかったんだけど(怒)

この見出しの通りで、だいぶ頭にきています(苦笑) おそらく、日系大手企業に所属されている方は、こういった事務的な面は会社側でノウハウをしっかり共有し、サポートも手厚いと思うので、問題ないかと。私のようにインド資本の会社で、しかも外国人長期駐在が激レアであったり、日系企業でもスタートアップや現地採用の方は、私と同じように苦戦されるかもしれません。まあ、日系企業がサポートしてくれるだけで、だいぶ安心だとは思いますけど。

以下、銀行口座開設を試みてからの流れをまとめました。

入国後2週間以内にFRRO(Foreign Regional Registration Office)を終わらせないと罰金

銀行口座を作るためにはPAN cardという、納税するときに必要なカード?が必要で、PAN cardを作るためには、FRRO(Foreign Regional Registration Office)と呼ばれる外国人登録を、居住地区のFRROで行わなければなりません。これがまず大変。入国後2週間以内にFRROを終わらせないと罰金なのですが、所属する会社が「FRRO初めて〜」みたいな感じだと、1ヶ月くらい余裕でかかると思った方がいいです。

ちなみに、インドのマルティプルビザを持っている場合でも、出入国審査の際に、FRROの証明書(紙っぺら一枚)を見せて、パスポートと同じようにスタンプを押してもらわないと、出入国できず大変なことになります。

私がFRROをした時は、以下が公式HP通りで、弊社HRも把握している手順でした。

  1. オンラインの申請フォームを入力して訪問日時を予約
  2. 一度FRROを訪問して、FRROの証明書を受領
  3. PAN cardは後日郵送

公式HPに従って真面目に手続きすれば、普通すんなりいくのが日本。そして、すんなり行かない可能性も高いのインド・・ カルチャーショックといえばカルチャーショックですが、非常にめんどくさいです。HRの把握不足もあったような気もしますが・・ このくらいのことでへこたれていては、インドで生きていけない・・!

実際の手順は以下の通りでした。

  1. オンラインの申請フォームを入力して訪問日時を予約
  2. HR担当者とFRROを訪問したものの、だいぶ待たされた挙句、書類が足りないと言われてしぶしぶ帰る(先にHP書いとけよ怒)
  3. 新たに必要と言われた書類をHRに用意してもらう
  4. 住所確認のため、警察が滞在先に来て書類を回収
  5. オンラインの申請フォームを再度入力して訪問日時を再度予約
  6. FRRO再訪、なんとかFRRO証明書を勝ち取る(入国後14日を経過していたので罰金を収めた(流石に会社持ち))
  7. PAN cardは後日郵送

いろいろ煩雑で、もっと細かいこともあったかもしれませんが、大体はこんな感じです。この時点で、多少途上国慣れしていると自負していた私も疲れました。FRRO行くのに車で片道2時間半くらいかかるし、結構待たされるし・・

とはいえ、銀行口座開設のために必要なPAN cardを手に入れました。

ICICI Bankで口座開設-対応早いかと思いきや使えないんですけど・・

ICICI Bankとの「戦い」は以下のような流れで行われました。この間約4ヶ月。

  1. オフィスに担当者が来てくれて、必要書類を記入し提出。その場でデビット機能付きキャッシュカードなどのスターターキットをくれる
  2. 口座アクティベートを待つも、しばらくして書類が足りないと言われる
  3. 言われた書類を追加で提出し、口座のアクティベートを待つ
  4. 本国(日本)での住所を印字している書類を出せと言われる
  5. 免許証を提出
  6. 翻訳に時間がかかるといって待たされる
  7. 催促しまくった結果、やっとのことで、お金を引き出す

といった感じです。以下で詳しく見ていきます。

HRに勧められたので、ICICIというインドトップクラスの規模を誇るメガバンクで口座を開設することに。オフィスに担当者が来て、書類作成を手伝ってくれました。書類作成が終わってから、スターターキットとして、デビット機能付きキャッシュカードなどをくれました。対応早い!とここまでは思いましたが、それからクソ対応。

口座のアクティベートにはしばらく時間がかかると言われたので、しばらく待ちましたが、やはり使えるようにならない・・ 同僚や上司と一緒に、HRに問い合わせました。そしたら銀行の担当者がまた来て、必要書類が増えたとか抜かしやがる。(先に言えって・・)

まあインドだからしょうがないかと思い、言われた通りに追加で書類を用意して、口座のアクティベートを待ちます。が、一向に使えるようにならない。

また銀行の担当者が来て、日本人のパスポートに記載の住所は手書きだから無効、住所が印字してある公的書類を出せ、と言われました。(だから、お願いだから先に言ってよ・・)

私は免許証をインドに持って来ていなかったので、ちょうど予定していた一時帰国の際に免許証を持参。コピーを提出したものの、日本語を翻訳するからもうちょっと時間がかかる、とのこと。当人がやればすぐなのに、銀行側で翻訳しないといけないとのこと。

何度も何度も催促して、やっとアクティベート完了のメッセージを受ける。近くのATMでPINを設定し、やっとの事でキャッシュを手に入れました。

外国人だから銀行口座とか作るの時間かかるだろうけど、他の国でも4ヶ月もかかるもんなんですかね・・ 何日にはできる、とか何度も言われましたが、99%はその担当者の口から出まかせでした(苦笑) そこらへんのおっさんに道聞いて適当なこと言われるくらいならしょうがないと思いますが、メガバンのバンカーが適当なことを言う国は、この先思いやられます。外国人客なんて、あっちからしたら迷惑なんでしょうけどね。

そういえば、私の母校浦和高校の新入生歓迎マラソンや古河マラソンでも、残りあと10kmとか3kmとか、適当なことを声援してくれる人もいたななんて思い出しました(笑) 短く見積もって励まそうと言う優しさでしょうか。あまり嬉しくはないですね。

ATMでお金を引き出せるようにはなったけど、結局デビットカードは使えず

デビット機能付きのキャッシュカードを作成したはずなのに、映画予約など一部のオンラインサービスを除いて、デビット機能が使えません。近くの支店に文句を言いに行くと、「カードを交換すれば大丈夫」と言われ、カードの交換をしましたが、それでもダメでした。

インドは意外とキャッシュレス化が進んでいて、現金払いすると、数十円、数百円単位でもお釣りがないと言われます。常に細かいお金を用意しておかないといけないので、時間も労力も浪費します。日本では、完全にクレジットカード+電子マネー派の私にとっては、残念な限りです。

支店に行ってもダメ、カスタマーケアに電話してもダメだったのですが、専用フォームで文句を言うという選択が残されているので、今もICICIとの戦いは続いています。(後日、諦めました。)

私と違う時期に口座を作った同僚(日本人)は問題なくデビットカードを使えているので、私が日本人だからと言うより、担当者のミスなのではないかと思います。

そのくせ、数日に一度は「なぜデビットカードを使わないの? こんなにお得で楽なのに!」という一斉送信のSMSが来て、さらに腹立たしいです。使えるならとっくに使ってるって!

ICICIネットバンキングのパスワード再設定ができない

ATMからお金を引き出した時などに、SMSで通知が来るので、私の電話番号は登録されているはずなのですが、ネットバンキングのパスワードを再設定しようとすると、「君の電話番号は登録されていない」という趣旨のメッセージが表示されて、腹立たしいです。

インドには、Paytmというなかなか便利な決済アプリ(LINE Payとか楽天Payみたいな)があって、以前は私も愛用していたのですが、ICICIが3D Secure PINという、私にとってはありがた迷惑でしかない機能を追加したせいで、私はPaytmも使いづらくなりました(日本のカード経由でチャージはできるけど、現地の給料(ルピー)を使いたい)。

というのも、3D Secure PINはどうやらネットバンキングで設定するものだからです。ここまでいろいろ障害があると、もう現金で生きていこうかな、と思うようになります。

終わりに

愚痴の羅列みたいな感じになってしまいましたが、これが脚色のない事実であり、今も私とICICIの戦いは終わっていません・・(後日、諦めました。) これからインド駐在される方も、もうインド駐在されている方も、インドではただでさえ日々の生活やお仕事でストレスが溜まっているとお察ししますし、こういった事務的なことでまでイライラしたくないですよね。専門の業者とかがある程度代行してくれるのであれば、会社に費用請求して、業者に任してしまうのが得策かもしれません。

少しでもインドを楽しめたらいいですね!

参考

チェンナイの観光地まとめ記事です。息抜きにお出かけしてください〜

インドは高級ホテルも比較的安く泊まれるのでオススメです!

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