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【タイ】カンチャナブリ観光-泰緬鉄道乗車記と戦争博物館で見た「日本」

今回は、私がとても衝撃を受けた話です。

タイ留学時に、バンコクから電車やロットゥーで3時間ほどのカンチャナブリという街に行きました。

そこで、原爆や沖縄戦等、第二次世界大戦の「被害者」として私が見てきた日本が、海外ではどのように「加害者」として見られているのかを目の当たりにし、 衝撃を受けたのでした。

今回は、カンチャナブリで泰緬鉄道(「泰」はタイ、「緬」はミャンマー)に乗った記録と、泰緬鉄道博物館や捕虜の墓地で見たこと・感じたことをご紹介します。

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カンチャナブリと日本のつながり

タイのカンチャナブリという街と日本にはどんなつながりがあるのか?

そう思う人も多いと思います。

カンチャナブリには「戦場にかける橋」がある

映画『戦場にかける橋(原題:The Bridge on The River Kwai)』と言えばピンとくる人もいるかもしれません。

戦場にかける橋
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「サル、ゴリラ、チンパンジ~~」と勝手に歌詞がつけられて歌われている、劇中の音楽が特に有名ですね・・笑(日本人が間抜けに描かれています。)

太平洋戦争当時の1942、タイ側からビルマ(現:ミャンマー)方面への物資補給ルートとして、「戦場にかける橋」こと、クウェー川にかかる橋の建設が始められました。

泰緬鉄道は現地人と連合軍捕虜が造らされた

当時の泰緬鉄道は、タイ西部のノンプラドックからビルマ南部のタンビュサヤに至り、長さ415kmというけっこうな長さの鉄道だったのですが、もちろん日本軍だけで造ったわけではありません。

現地の人々や連合軍の捕虜を散々酷使し、急ピッチで泰緬鉄道の建設を行ったと言われています。

そんな歴史があり、現在もカンチャナブリでは、当時の様子を知ることができます。どんな感じだったかは、泰緬鉄道乗車記の後にご紹介します。

現存している泰緬鉄道全線に乗ってみた

カンチャナブリ-ナムトック間は現存

私はのんびり揺られながら車窓を眺める鉄道旅も好きなので、 カンチャナブリ駅から現存している泰緬鉄道終点のナムトック駅まで行って、引き返してくる旅程を組みました。

昔はナムトックから先も線路が続き、ミャンマーまで伸びていたみたいですが、今はナムトック止まりです。

ナムトックは特に何もないので、電車に乗ることが旅のメインになりました。

泰緬鉄道は観光列車

泰緬鉄道は、電車と言ってもただ移動するだけの電車ではなく、観光列車でした。

途中、工事の難所であったり、眺めがいい所はゆっくり走行してくれました。そして、当然ながら(?)価格も、観光客価格でしたね・・外国人料金で数百円でしたが、タイにしてはちょっと高め!

衝撃を受けた泰緬鉄道博物館

カンチャナブリでは泰緬鉄道博物館やJEATH戦争博物館が有名

私はこの電車旅の後、カンチャナブリにいくつかある博物館に行こうと考えていました。泰緬鉄道博物館やJEATH戦争博物館が有名なのです。

しかし、電車は予想よりだいぶ遅れ、開館時間の関係から泰緬鉄道博物館だけ、30分ほどで見て回ることに なってしまいました・・

旅程が予定通りいかないのは、東南アジアではよくあることですね(笑)

泰緬鉄道博物館は日本人でいることが辛い空間

そんな感じで、 泰緬鉄道博物館にやってきました。

来るまでは、「有名な博物館だから行ってみようかな」くらいだったのですが、実際30分でも来てみて非常に良かったです。

正直、そこにいるときは、日本人であることを辛く感じました。絶対日本語で会話できないなと思いました(気にしすぎかもしれないけど)。

というのも、日本軍によって、どのような人がどれくらい強制労働を余儀なくされたのかが、図表や蝋人形で視覚的に訴えかけてきたからです。

相当の数の人が亡くなったそうです・・

カンチャナブリには連合国の共同墓地も

カンチャナブリには連合国の共同墓地もあったので行ってきました。

とてもきれいに整備されていましたね。

私のアイデンティティーは日本人なので、そう遠くない過去に、同じ日本人が遥々外国まで来て多くの人々に酷い仕打ちをしたということを、多少なりとも申し訳なく思いました。

本やテレビで知るだけではなく、実体験として現地で感じたことは、当時の私にとってやはり大きかったです。

日本は太平洋戦争の「加害者」であり「被害者」である

日本にいるとやはり被害者側の視点が強くなりがち

私の経験上、日本にいるときは、「日本は加害者である」という視点で第二次世界大戦を見る機会は少なかったです。

確かに政治家の見解が自虐史観だったりすることはありますが、それよりも、日本が加害者として扱われている博物館等に行くと、強く訴えかけてくるものがありました。

物事は多面的に捉えるのが大事

広島の平和記念公園や、 沖縄のひめゆりの塔など、日本が被った「悲劇」について我々戦争を知らない世代がきちんと理解し、後世に伝えていくべき義務はありますが、それと同時に、日本から被害を受けた側の主張や事実も理解するよう努めなくては、と思いましたね。

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より多くの人が、このように多面的に物事を捉えるように努めれば、世界はもっと住みやすいものになるのではないかと思いました・・!

例えば、日中韓の関係も、それぞれが自国の主張だけを 鵜呑みにしていたら、永遠に分かり合えることはないですからね。

今後も戦争関連の博物館には積極的に行こうと思った

今後も外国では、戦争に関する博物館に積極的に訪れて視野を広げ、自分の凝り固まった価値観に、何か新しい視点を提供しようと思います!

追記:

グアムで太平洋戦争国立歴史博物館に行きました。グアムは太平洋戦争中に日本軍が占領していた場所であり、当時の防空壕等も残っています。

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終わりに-カンチャナブリではエラワンの滝も有名

カンチャナブリは、泰緬鉄道や戦争関連の博物館だけではなく、タイで一番美しい滝と言われるエラワンの滝等も有名です!

カンチャナブリはバンコクから日帰りや1泊旅行でも来やすい場所なので、是非訪れてみてください!

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