クスコは私の好きなインカ帝国の首都だった街で、市街自体が世界遺産に登録されています! 今回はそんなクスコでバスツアーに参加し、クスコやクスコ周辺で観光した名所をご紹介します。
また、クスコの標高や治安といった注意点、リマからクスコへの行き方、クスコで宿泊した宿もご紹介します!
クスコ観光名所①:アルマス広場
インカ帝国の街もスペイン人の街も、広場を中心に造られたという共通点があります。アルマス広場はスペイン風の街には必ずと言っていいほどの広場のようで、カトリックの教会等があります。
クスコのアルマス広場の治安
クスコも他の都市同様治安が悪いと言われていますが、アルマス広場にはパトカーが常駐しており、警察が常時見回りをしてくれています。ペルーでは彼らツーリストポリスのおかげで、観光地は比較的安全だそうです。
アルマス広場から小さな路地に入る際は注意しましょう。
泡や水を掛け合うクスコのお祭り
ちょうど私がクスコに滞在した日を含む数日は、泡や水を掛け合うという謎な祭りが開催されており、アルマス広場は大変なことに・・私も襲撃を受けました・・誰彼構わず襲われます(笑)
迷惑なことに泡のスプレーを売り歩くおばさんがいたり、観光バスに水風船投げてくるやついたりで、落ち着いていられませんでした!
クスコ観光名所②:12角の石
「12角の石」はインカ文明の高度な技術の象徴と言えるクスコの石垣にはまっている石です。この12角の石は、よく見ると、他の石に合わせて微妙な形状に切り出され、非常に複雑に加工されていることがわかります。
その石と他の石との隙間は、剃刀も通さないほど精密に造られています。古代の英知と技に感動を覚えますね!
クスコ観光名所③:サクサイワマン遺跡
サクサイワマン遺跡は宗教施設兼砦?
サクサイワマン遺跡はインカ帝国の重要な遺跡です。巨大な石が無数に使用されており、建築の視点からすればマチュピチュよりも優れていると言われています。
サクサイワマンは、インカ帝国の最後の皇帝がスペインに対する反乱を起こした際の拠点となった場所でもあります。しかし、実際は要塞として建設されたわけではなく、インカの宗教的な儀式の場所である太陽の神殿であったという説が有力だとのこと。
サクサイワマンはインカの技術や文化に触れることができる貴重な遺跡です。
バスツアーではサクサイワマンで下車せず
そろそろサクサイワマンだ!と思ったら、私の乗ったバスは止まることなく通過してしまいました(笑)写真を撮ることはできます・・!(私が撮った写真には人の顔が大きく写ってしまったので掲載しません・・)
もちろん、サクサイワマンをちゃんと観光できるバスツアーもあると思います。
クスコ観光名所④:丘の上のキリスト像
丘の上のキリスト像は、白い大きなキリストの像です。それ以外は特に何もありません。
15分くらいバスは停車してくれましたが、特に私のように一人でツアーに参加している人は、そこまですることがありませんね・・
ただ、この丘からはクスコ市街が一望できるので、いいスポットだと思います!
クスコ観光名所⑤:野生生物保護区
クスコ郊外の野生生物保護施設では、アルパカ、オウムのような鳥、コンドルなどが保護されていました。
案内してくれた飼育員さんは、私たちにそれら動物の説明をしてくれました。スペイン語だったのでよくわかんなかったですが(笑)
コンドルを飼っている檻の中に入らせてもらいました。ちょっと先でコンドルが羽を広げ、バッサバッサと羽ばたいている様子は圧巻・・さすがコロンビアの国章。カッコ良かったです!
野生生物保護区への行き方
丘の上のキリスト像からツアーバスでしばらく行くと、みんなバスを降ろされました。ここからはツアーバスでは上がれず、バンに乗ってさらに上へ上へと向かっていくことになりました。
クスコのバスツアーについて
クスコのバスツアーはアルマス広場で申し込み可
クスコ市内と郊外のバスツアーがいいと聞いたので、アルマス広場で良さげなバスに訊いてみることにしました。こういう時に限って客引き寄ってこないんですよね(笑)
バスツアーは3時間で1,000円ほどでした
自分から積極的に観光バスにアタックして値段交渉! 1,000円くらいで3時間のバスツアーに参加できることになったのでした。行き先は、サクサイワマン遺跡、丘の上のキリスト像、野生生物保護区でした。
ちなみに、ツアー中は一人のガイドさんがスペイン語と英語で順々にアナウンスしてくれました!
治安が悪めな観光地もバスツアーで行けば比較的安心
丘の上のキリスト像やサクサイワマン砦は名の知れた観光地ですが、人目がつかないところも多く、治安が悪めなところと聞いていたので、こういったツアーで行けると安心ですね!
クスコの治安について
クスコはインカ帝国の首都で世界遺産というだけでなく、マチュ・ピチュ等のインカの遺跡やレインボーマウンテン等の有名観光地への観光拠点にもなっており、観光客が集まる都市です。
インカ帝国の天空都市として名高いマチュ・ピチュ。小学生の頃から古代文明についての漫画を読んだり、テレビ番組を見たり、上野の国立科学博物館で特別展を見たりして、「いつかマチュ・ピチュに行きたいなあ」と夢想していた私。今回やっとその想いが叶い[…]
そんな観光客を狙って悪い輩がたむろしているとも言われており、裏路地などに入るとナイフなどで脅されて金品を奪われることもあるそうです。
大通りや人の多い観光地は基本的に大丈夫だと思われますが、人目の少ないところへ行ったり、夜暗くなってから行動するのは控えることをオススメします。ペルーの首都・リマも同様です。
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クスコの標高と注意点について
クスコの標高は3,400mで、あの天空都市マチュ・ピチュより1,000mも高いんですね・・! クスコこそ天空都市ですね。こんな高いとこに首都を築いたインカはスゴい。
標高が高いこともあり、体調を崩しやすいので気をつけましょう。大丈夫と思って頑張り過ぎることは禁物です。また、悪い人に追いかけられても現地人とは(肺活量等の)ハンデがありすぎるの、追いかけっこでは勝てないと考えた方がいいです。
リマからクスコへの行き方について
私は、リマからクスコへはStarPeruという航空会社を使いました(片道約1万円)。
リマの観光名所やオススメの宿、空港、治安については下記の記事に書いています。
南米!素晴らしくロマン香る響き! 日本から見て地球の反対側にあるけど、一生に一度は行ってみたいという方も多いのではないでしょうか?マチュ・ピチュ等インカ帝国の遺跡で有名なペルーですが、その首都リマも、世界遺産があったりと観光にはもっ[…]
クスコ発着の便は午前中に集中
クスコ発着の便は早朝から昼頃までに集中していますが、なぜ午前中に便が集中しているかというと、クスコ空港は午後になると大気の状態が不安定となり、飛行機が飛びづらくなるからだそうです。
帰りにボリビアのラパスからクスコへ向かった時は、昼頃のフライトだったのですが、ダイヤ乱れがすごかったです・・
リマ-クスコ間の移動はバスと飛行機どちらがいいのか?
リマからクスコへは、バスと飛行機の二つの選択肢があります。どちらも長所・短所があります。
リマ-クスコ間で飛行機を使う長所・短所
- メリット・・早い、楽
- デメリット・・高い、高山病になりやすい
リマ-クスコ間でバスを使う長所・短所
- メリット・・安い、高山に慣れやすい
- デメリット・・遅い、キツイ
バスで行くと4,000m級の山々を超え、22時間かけないとクスコにたどり着けないので、1時間のフライトは相当楽に思えますね!
ただ一つ懸念点は、急激な高度の上昇により、高山病になってしまう可能性があること。
高山病になる・ならないは体質によるので、体質運が良ければなんともないです。到着した日は大丈夫でも、翌日から結構苦しむこともあります・・
高山病の薬もあるので、念のため買っておくといいかもしれないですね。私は書いましたし、キツくなった時に飲みました。
クスコで宿泊したゲストハウス
Emperatriz Guesthouse
一泊目に宿泊した宿は「Emperatriz Guesthouse」です。やはり治安がちょっと心配だったので、一泊目は(ゲストハウスにしては)少し高めですが、評判のいい宿にしました。しかも個室です。
強盗対策か門は頑丈
着いた時は、タクシーでここだと降ろされても、入り口がよくわからない・・ ペルーの街では強盗対策なのか、門が頑丈で、鍵もしっかりついています。
ドアを探し当ててインターホンを押すと、感じの良いオーナーさんが出迎えてくれました! 私の拙いスペイン語で宿のおかみさんと情報交換をしました。日本人が多いからか、日本語ノートを持っていたおかみさん。私たちもいくつかフレーズを加えました。
高山病予防にはコカ茶
中にはおかみさんがいて、私たちに高山病予防にいいからと、コカ茶を淹れてくれました。
「コカ」って何だと思います? そう、コカインのコカです。ペルーではもちろん合法なのでご安心ください(笑)
高山病を治療するというよりは、頭痛など高山病の症状をマヒさせるそうです。効果のほどは・・(笑)気休め程度かなと個人的には思いました。
日本人宿泊者も複数
日本語のサイトで評判が良かったからか、他の日本人グループもいました。彼らはクスコ郊外の虹色の山「レインボーマウンテン」に登るということで、早朝(というより夜中)に出発したそうです。
Feel at Home
マチュ・ピチュからクスコに戻った際には、安くてそれなりに評判がいいゲストハウスであるFeel at Home に宿泊しました。私が東南アジアで良く宿泊していたようなゲストハウスであり、安い割に居心地が良かったです! Lonely Planetで紹介されていたと思います。
あなたはどのガイドブックを使っていますか? 『地球の歩き方』? 『ことりっぷ』? それともスマホで調べれば十分? それぞ…
あと、受付のクスケーニャ(クスコの女の人)がペルー美人でした(笑)
クスコからボリビア方面に行くならプーノやチチカカ湖もオススメ
クスコからボリビアのラパスやウユニ塩湖に行くなら空路の方が断然楽ですが、バスで行く選択肢もあります。時間があるならバスでプーノ等の街まで行き、チチカカ湖のツアーにも参加していただきたいです!(プーノ近くまでなら飛行機でも行けるかも)
「ペルー観光と言えばマチュピチュ」それは否定できません。しかし、せっかく日本からペルーまで行くのだから、今回ご紹介する「…
富士山より標高が高い巨大な湖チチカカ湖は、物凄いです。こんな高所にこんな湖があって、こんな文明が栄えているのか・・と感動せずにはいられません。その後は、プーノからボリビア最大都市のラパスまで陸路で国境越えすることが可能です。この国境越えがまた面白い! バスの川渡しを見ることができます。
おまけ:ペルーではコカコーラではなくインカコーラ
ペルーにもマクドナルドなど、おなじみのチェーン店はあります。しかし、コカコーラではなく、インカ・コーラという黄金の液体が提供されています! インカコーラについては、リマについての記事にも書いています。
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終わりに
標高3,400mの天空としであるクスコは、日本の低地から来ると非常に新鮮な場所で(アンデス地方全体に言えますが)、非常に良い経験となりました! 治安や体調に気をつけて、より多くの人がクスコ等、インカの地を楽しめたらいいなと思います!