「上海」っていうとどんなイメージですか?? 夜景が超絶綺麗な「外灘」や、繁華街の「南京東路」、おしゃれな流行の町「田子坊」や「上海ディズニーランド」などが有名ですね。
「近代的な大都市」というイメージを持っている人が多いと思います。
しかし、上海は群馬県ほどの面積を有する大きな特別区。全部が全部都会ではありません! そこで今回は、他の人よりもう一歩上海を楽しむために最適な、上海中心部から一番近い水郷「七宝」についてご紹介します!
七宝がオススメな理由
上海周辺の有名観光地である蘇州や杭州も素晴らしいところですが、上海周辺を個人でぶらぶらする人には、七宝もかなりオススメです!
理由としては以下の3つです。
- 上海中心部から近い
- 地下鉄でのアクセスがいい
- 観光客が少なくローカルな雰囲気に浸れる
以下で、私の体験談をご紹介します!
「七宝老街」散策
地下鉄の駅から徒歩15分で出会える老街
上海中心部からのアクセスの良さは後述するとして、まずは「七宝老街」という、水郷の歩き方についてご紹介します!
ちょっと迷うかもしれませんが、七宝駅から歩いて15分ほどで、「七寶老街」と赤文字で書かれている岩の標識や、「七寶老街」の文字が門に見えるお寺が見えてきます。
近代的な地下鉄の駅から徒歩15分で、昔ながらの雰囲気漂う街が出現するとは! ワクワクしてきますね。
赤銅色の建物や多数の提灯がいい感じ
まず入った小道の建物は赤銅色で統一されていました。建物もさることながら、夜は綺麗に明かりが灯されているであろう、多数の提灯もいい味を出しています。
七宝老街に訪れたのは日曜日だったので、家族連れで賑わっていました。ちらほら欧米人観光客もいますが、大部分は地元の中国人と思われる人々。蘇州や杭州ほど有名な観光地ではないので、ローカルな雰囲気を楽しめます!
どんどん道を進んでいくと、いかにも水郷!な風景が。橋がいくつかかかっていて、写真スポットの矢印もあります。七宝老街は、大都会上海の喧騒を忘れるにはとてもいい場所です。穴場ですね!
七宝の織物の歴史について知る「綿織坊」
昔ながらの水郷ということもあり、ちっちゃな資料館も。七宝は織物が有名で、「綿織坊」という資料館があります。入館料は5元で、七宝の織物の歴史について知ることができます。
七宝グルメを楽しもう
中国旅行は、食べ物抜きには語れないですね!
さあ、お待ちかね、七宝の美味しい食べ物をご紹介します。食べ尽くしたいのは山々なのですが、胃袋には限界があるので、ここでは美味しかったものを3つだけご紹介します。
七宝グルメ①老三奶
老三奶は、容器に入ったヨーグルトです(15元=270円)。無添加で体に良く、ストローで吸って食べます。と言っても飲むヨーグルトではなく、固形のヨーグルトです。
程よい酸味と甘みが絶妙です。これで健康にいいなら毎日食べたいくらいですね!
七宝グルメ②:湯団
湯団は七宝で有名なお湯に入った団子です。値段は種類によって違いますが、数元でした。店頭で種類と数量を言って注文します。
黒ごまのものがオススメなので、是非ご賞味ください!
七宝グルメ③:牛肉麺
焼小籠包の店で見つけた牛肉麺(15元)はあっさりしていて良い味でした。麺と言っても春雨のようなものでしたね。体があったまります。
上海駅から七宝老街へのアクセス
ここまで読んでいただきありがとうございます! 七宝に興味を持っていただけましたでしょうか?? 以下で、七宝老街へのアクセスをご紹介します。
上海駅からだと、地下鉄4号線で宜山路駅まで行き、9号線に乗り換えて七宝駅へ。所要時間は30分ほどで、200円もかかりません。それに、中国語が全くできなくても大丈夫です(笑)
前述の通り、七宝駅から七宝老街までは徒歩15分ほどなので、バスやタクシーに乗る必要もありません。とはいえ、蘇州も新幹線を使えば同じくらいの時間で行けるので、有名どころに行きたい!という人は、まずは蘇州に行ってみるといいかもしれませんね。
ちなみに、七宝駅は大型ショッピングモールと直結しています。
近代的な街のすぐ側に、全く違った雰囲気の伝統的な水郷が残っているというのも、面白いですね。
終わりに
上海在住の人、上海リピーターにはもちろんのこと、上海初心者にも是非オススメしたいのが、この七宝。
「急速に発展している大都市」という上海の一面だけではなく、「古き良き中国の水郷を残す街」という一面にも、是非触れていただきたいです!
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