China

日本人が抱きがちな中国への悪印象2点について日中両視点から考えてみた

 

親しくなった中国人との縁で、今回初めて中国本土へ入国しました。

中国に関して、今まで人づてやメディアからの知識しかなかった私が、上海での5日間を通して見たこと感じたことを書いてみます。

いろいろありましたが、ここでは、

  1. 中国の公共のトイレ事情
  2. 中国人店員のサービスの質

の2つの視点から中国を見てみようと思います。

日本人が中国へ悪印象を抱きがちな以上2点のポイントを、日本人(私)と中国人(連れ)の視点を交えて考察します。一般的な日本人の理解よりも一歩進んだ、中国理解の一助となれば幸いです!

おまけで、3、外国人の旅行しやすさ、についても書きましたので、ぜひ旅のご参考にも。

中国の公共のトイレ事情

上海へ降り立った日、違和感に襲われました。というのも、よっぽど綺麗な建物へ行かない限り、公共のトイレがかなり汚い・・

東南アジアやインドでは、「このレベルの建物なら、トイレもそれなりのレベルだろう」という一種の基準のようなものがあったのですが、それが見事に打ち破られました・・

綺麗な飲食店が入っているような商業施設でも、トイレが旧式(連れの中国人によると、30年前くらいのレベル)でした。建物が古かったんですね・・

男性のトイレには小便器などはなく、壁へ掛け流し(と言えばいいのか)。女性の方は、個室はあっても扉を閉めずに、共通の溝に向かって用を足す仕様なようでした。

しかもそのトイレの水道で食器洗ったりしてるし・・ 衛生観念の教育がかなりなされている日本から来ると、正直「なんなんだ、この国は・・」と思ってしまうのもうなづけます。

夜景が超絶綺麗な外灘の公衆トイレも、小便掛け流しスタイルでした(笑)

上海に5年住んでいた友人が、「中国嫌い」と言っていたのを思い出しました。確かに、こういう「汚い」中国の側面が、子どもの頃から強く印象に残っていれば、そう思ってしまってもしょうがないですね。

もちろん、トイレに紙は備え付けてないところが多く、東南アジアのように手動ウォシュレットがあるわけでもないです。日本人としては、暮らしづらさを感てしまいます。

以上のようなことを連れに言うと、

「子どもの頃からこういうトイレに慣れてるし、この状態を疑問に思うこともないから、誰も文句を言わない。だから、施設側にサービスを向上させようとする気も起きない。」

と教えてくれました。納得しました。

私は生まれも育ちも日本なので、ショッピングモールに行けば綺麗なトイレがあるのは当たり前だし、そこらへんの公園のトイレでさえも、紙は大体ある、という環境が当たり前になっていました。住んでる人が文句を言わない環境が確保されていれば、とりあえずはいいということなのでしょう。

一応言っておくと、中国が遅れた国だと言いたいわけではありません。私は初海外で、大英帝国として世界を牛耳っていたイギリスが誇る、ケンブリッジ大学がある街ケンブリッジを訪れました。そこの公衆トイレも、小便掛け流しでしたよ(笑) 高校2年生の私はカルチャーショックを受けました。

中国人店員のサービスの質

30年ほど前に北京へ旅行したことがある母から、「中国人店員は愛想悪いよ」と何度も聞いていたので、実際に中国へ来て愛想悪い店員がいても、特に驚きませんでした。

なぜ中国人店員の態度が悪いのか、連れの考えを訊いてみました。

「中国はいわゆる格差社会で、飲食店の店員をしてるような人は、中学や高校を卒業してすぐ都会へ出稼ぎに来た地方出身者が多い。彼らはその仕事がやりたいというより、お金を稼ぐため、しょうがなく仕事をしていることも多い。給料も、都会出身大卒の5分の1というケースもあり、やる気もそこまでない。また、日本のように従業員教育がちゃんとなされているわけでもない。」

とのことでした。

確かに、私も彼ら地方出身者の立場に立つと、安い給料のために、いいサービスを提供しようなんて気にもならないなと思いました。

中国では、都会出身者であれば受けられる公共サービスが、地方出身者では受けられないことも多いそうで、彼らが日本へ出稼ぎ、あるいは移住しに来る理由の一つにもなっているそうです。

日本に比べれば、中国はまだまだ地域格差が激しいですね。実力次第では、家庭に金銭的余裕がなくても、奨学金を利用して大学進学をし、安定した仕事に就ける日本は、いい国だなと思いました。

日本へ留学しに来る中国人が多い理由として、地方出身というハンデが少なめな日本では(もちろん、外国人が働くためには色々障害もあると思うので、それを乗り越えてる人はすごい!)、いい仕事に就きやすい可能性があることや、大学の専攻に左右されず就職できることが挙げられます。(中国では基本的に大学の専攻と関連した職業に就く)

また、中国の学生があまりアルバイトをしない理由としては、日本人の学生がよくアルバイトをする飲食店などでの、賃金の安さもあるそうです。時給数百円でバイトするくらいなら、将来良い仕事に就くために勉強した方がよっぽどいい、というのが彼らの考え方のようです。私も同意です。

ちなみに、上海ディズニーランドのキャストも、全然にこやかではありませんでした(笑) 日本のディズニースタッフは、かなり良い教育を受け、素晴らしいパフォーマンスを発揮しているのだと再確認しました!

一方、日本のサービスは最高なのか?という問いが出てくるかもしれません。

以前読んだ新聞記事で、日本のスーパーでレジ打ちをしている中国人の、インタビューが掲載されていました。日本のレジ係の定型的な挨拶についての、中国人の意見です。以下のようなことが書いてあったように思います。

「日本のマニュアルは、どんな人が働いても、一定の質を保てるようにできていてすごいと思う。しかし、相手の顔を見ずに定型文だけ機械的に言うのはどうかと思う。中国では挨拶は日本ほどないが、そのぶん作業に集中できる。」

確かにその通りで、日本のサービスも、マニュアル化しすぎて、本質を見失いがちなところがありますね。

外国人の旅行のしやすさ

中国は、外国人(特にバックパッカー)にとって、あまり旅行しやすい印象ではないです。外国人宿泊許可を持っているのは、それなりにちゃんとしたホテルで、東南アジアやインドでの旅のような、安いゲストハウスを渡り歩くような旅は若干難しそうです。特に都市部では。

ということで、私たちはAirbnbを利用しました。それなりに快適で朝食もついてくるような個室が、一人一泊2,000円くらいで借りれるので、オススメです!

言語についてですが、街中で英語が通じる人は限られています。それは日本も同じですが(笑)

ただ、電車やバスなどの公共交通機関は発達しているので、中国語ができなくても、一般的に旅人が訪れるような所へ行くことは、そこまで難しくないかなと思います。

日本人は漢字わかるので、それだけ楽ですしね!

言うまでもないですが、ご飯は美味しいです。郊外と都市部での価格差は大きいですが。

それと、上海の空気は予想より全然良かったです! 東京よりいいと思いました(時期により空気の綺麗さは結構変わるらしい)。一因としては、法令によりバイクが電動化されてるからかな。日本も見習うべきですね!

終わりに

以上、「日本人が抱きがちな中国への悪印象2点について日中両視点から考えてみた」でした。簡潔にまとめようと思いましたが、まだまだ書きたいことがあるので、以下、雑感ということで・・(笑)

雑感

思い返してみると、私の高校時代までの中国の印象は、「一般の日本人よりは悪くないかな」程度でした。身近な中国人と関わる機会はほぼなかったので、世界史で学んだ中華文明はすごいなという印象は持ちつつも、日本のメディアの報道の影響もあり、中国に対する印象はあまり良くなかったです。

そんな私でも、「これからは中国だ!」と思い、大学入学の際に第2外国語は中国語にしようと考えていました。

しかし、たまたまその時、日中関係が悪化して、PM2.5の被害も強調され始めていた時だったので、「中国行きたくないや」と思い、同じく話者人口の多いスペイン語を、第2外国語にしちゃいました(笑) 中国語は外国語並みに違う方言が多くて、共通語もそこまで使えない、と聞いたことも理由の一つですが。

まあ、スペイン語は日本にいたらそうそう使う機会がないので、学生時代は幾度となく、中国語か韓国語を選んどけば良かったなと後悔したものです・・そんなこともあり、自由単位(卒業認定要件の単位にならない)で、中国語や韓国語をちょっとかじったりもしました。

余談ですが、私が南米を旅したのは、スペイン語を選択した意味を見出すためでもありました(笑) 多少なりとも、2年間勉強したスペイン語が役立って良かったです!

話は逸れましたが、私が3年半過ごした早稲田大学では、中国からの留学生が多いこともあり、学内外のイベントやプログラムを通して、多くの中国人と交流しました。(半年はタイのチュラロンコン大学で交換留学)

彼らとの交流を通して、私の中での中国のイメージもだんだん変わってきました。よく思うことですが、「人間一人一人は良い奴か悪い奴に大別できて、それは国家の関係で変わるものではない」ということ。彼らとの草の根的な交流が、今後のより良い日中関係の一助となることを、願ってやみません!

参考

もっと中国のいろんな場所に行きたいと思っています! マイルをたくさん貯めればタダで飛行機乗れるのでいいですね^^

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