Thailand

タイ カンチャナブリ 戦場にかける橋と泰緬鉄道博物館で思う

 

2014/12

 

私がとても衝撃を受けたお話をします。

 

日本人として第二次世界大戦を見るときは、

やはり、「被害者」としての側面を見ることが多かったのですが、

海外に出てみて、

日本がどのように「加害者」として見られているかを

目の当たりにし、 衝撃を受けたのでした。

 

映画『戦場にかける橋(原題:The Bridge on The River Kwai)』

舞台になった橋が、

タイの首都バンコクから車で3時間ほどの町、

カンチャナブリの郊外にあります。

 

この映画自体有名ですが、

「サル、ゴリラ、チンパンジ~~」

と勝手に歌詞がつけられて歌われている、

劇中の音楽が特に有名ですね(笑)

 

この映画は、 第二次世界大戦中、

日本軍が、 タイとミャンマーを結ぶ鉄道(泰緬鉄道)を、

現地の人々や捕虜につくらせた話を、

脚色したものです。

 

この映画を見るだけでも、

外国から見た「戦時中の日本」を 垣間見ることができます。

 

現地を任されている日本軍の軍人は、

愚かな男のように描かれていますね。

橋の近くにはなぜか日本国旗も・・

 

私はのんびり揺られながら、 車窓を眺める、

鉄道旅が好きなので、 カンチャナブリ駅から、

終点のナムトック駅まで行って、

引き返す旅程を組みました。

昔はナムトックから先も線路が続き、

ミャンマーまで伸びていたみたいですが、

今はナムトック止まりです。

ナムトックは特に何もないので、

電車に乗ることが、

旅のメインになりました。

 

電車と言ってもただ移動するだけの電車ではなく、

観光列車です。

途中、工事の難所であったり、

眺めがいい所はゆっくり走行してくれます。

そして、当然ながら(?)価格も、

観光客価格です(笑)

まあ数百円ですが。

私はこの電車旅の後、

カンチャナブリにいくつかある、

博物館に行こうと考えていました。

泰緬鉄道博物館や、

JEATH戦争博物館が有名です。

電車は予想よりだいぶ遅れ、

開館時間の関係から、

泰緬鉄道博物館だけ、

30分ほどで見て回ることに なってしまいましたが・・

 

旅程が予定通りいかないのは、

東南アジアではよくあることです(笑)

 

そんな感じで、 泰緬鉄道博物館にやってきました。

 

来るまでは、

「有名な博物館だから行ってみようかな」

くらいだったのですが、

実際30分でも来てみて、

非常に良かったです。

 

正直、そこにいるときは、

日本人であることを辛く感じました。

絶対日本語で会話できないなと思いました。

(その時は一人旅だったので話すこともありませんが)

 

というのも、日本軍によって、

どのような人が、 どれくらい、

強制労働を余儀なくされたのかが、

図表や蝋人形で視覚的に訴えかけてきたのです。

 

相当の数の人が亡くなったそうです。

連合軍共同墓地にも行きました。

とてもきれいに整備されていました。

 

日本にいるときは、

こんな視点で第二次世界大戦を見る機会は少ないです。

 

広島の平和記念公園や、 沖縄のひめゆりの塔など、

日本が被った「悲劇」がクローズアップされます。

 

それは当然のことで、

自国の悪事をことさら強調するような国は、

そうそうないでしょう。

これを情報操作だとは思いません。

 

悲劇を繰り返さないためにも、

戦争における惨禍を次世代に伝えていく義務が、

私たちにはあります。

 

ただ、世界では、

日本がこのように見られていることもあるのだと、

知ることも重要だと思いました。

 

物事を一つの視点からだけ見続ける怖さも 痛感しました。

日中韓の関係も、

それぞれが自国の主張だけを 鵜呑みにしていたら、

永遠に分かり合えることはないのだと思います。

 

少しでもいいので、

相手側の視点からも物事を眺めてみることが大事ですね。

 

もちろん、両者譲れないことはあると思いますし、

今となっては、真実が曖昧にされてしまったこともあります。

 

ですが、相手の視点を知ることで、

きっと分かり合えることもあるのではないでしょうか?

 

泰緬鉄道博物館での滞在は非常に短いものでしたが、

とても多くのものを得られたと思います。

 

今後も、外国では、 戦争に関する博物館に、

積極的に訪れ、 視野を広げ、

自分の凝り固まった価値観に、

何か新しい視点を提供しようと思います。

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